2013年12月31日火曜日

2013/12/31 Phish show Day4 3rd set

旦那に
「なかなか始まらないなぁ。今何時くらいになるの?」
と聞かれたのは、たぶん23:45を過ぎた頃だったと思う。
確かに遅い。「カウントダウン、0:00にちゃんとできるのかねぇ?」
と話す。


メンバーがステージに上がってきたのは23:50を過ぎていたと思う。
Character Zeroが始まったときに、たしかあと8分しかないと思った記憶がある。




そしてやはりあっと言う間にカウントダウンの瞬間がやってきた。
Character Zeroをぶったぎって、あわただしくカウントダウン。


そして2014年がやってきた。


私は動画をとっておこうと、あちこちを映していた。
そして隣から
「オメデト! オメデト!」
と聞こえてきた。DとMだ。
私は、彼らにHappy New Yearはおめでとうだと教えたことを、この時にはすっかり忘れていた。
しっかりと覚えていた彼らは、日本語で私と旦那に挨拶してくれていた。
私も「おめでとー!」とか「Happy New Year!」とか周囲の人に言ってまわった。

そうして撮った動画


新年といえば、Auld Lang Syne。
といっても旦那と「この曲は閉店のイメージしか湧かない」と話す。


風船は、次々と落ちるという感じではなく、わりとのんびりと、順番に落下してきていた。
ちなみにGAって風船が上から降ってくるのすごいんだろうなと思っていたのだけれど、GAでもの真ん中寄りの場所は、真上に風船がセットされていないので、自分に直接降りかかってくるわけではなかった。






紙ふぶきは上からも降ってきたけど、下からも吹き上げてるのね。




でも、ステージの方を見ると、紙ふぶきと風船で全くステージが見えないというくらいに風船だらけになっていた。


スモークも大量(笑)


動画を撮っていたら方向感覚を失って、ステージの方向を見失った。

年明け最初の曲は、Fuegoだろうと予想していたので、予想どおりの曲が流れてきて自己満足。




機材スタッフは大変そう。



2ndセットで感動しまくったので、新年の瞬間の感動はちょっと薄かった(笑)
むしろ、もうすぐすべてのショウが終わってしまうんだなぁ、そしたら帰国かぁと、寂しくなってきてしまった。

だんだんと飛び交う風船の量も落ち着いてきた。

Twenty Years Laterがじんわりしみる。アルバムが出た当初はそんなに好きな曲ではなかったけれど、じわじわくる曲。




本編の締めはPhishの代表曲ともいえるYou Enjoy Myself。






曲の途中でMに、この曲の歌詞は知ってる?と聞かれたので、「わかるよー。」と話した。
言ってることはわかるけど、なぜこの歌詞なのかはわからないけど。

Boy
Man
God
Shit
Boy man
Boy man



アンコールに入る前に、また映像が流れた。30年を振り返る映像。
フライヤーが動きだしたりしてとても凝っている。
最後にメンバー全員の写真が出て、ああ面白かったとステージの方へ目を移すと、旦那が
「おい、おい、まだ映像続いてる!」
と声をかけてきた。
再びスクリーンを見上げると、そこには年老いたPhishのメンバー。やられたー。最後にこんな仕掛けがしてあったのか。油断してた。
現在のメンバーの顔が少しずつ年老いていくようになっていた。
そしてさらに30年後ということで、
Save the Date
Phish's 60th Anniversary concert
December 31st 2043
という文字が現れた。



このブログを書くのに記憶をさかのぼっても、最後の動画をどのタイミングで見たのかわからなくて、写真の時間から推測。記憶あいまいすぎ。アンコールの後の本当にショウのラストに見たと勘違いしていた。





そしてアンコール。
Grindは、曲名予想という意味でいえば、実は最も当てやすい曲だったんだなあと聞きながら思った。節目のショウでは、必ず演奏する曲。






4日間のラストソングはShow Of Life。
いい選曲。バンドの30周年をしめくくるベストソングだと思う。


4年半ぶりのPhish、陶酔して楽しんだ4日間。来てよかった。


Dから名刺をもらって、連絡するからといって今日一緒に過ごした人たちと別れた。

前の方に見えていたAとNさんのところに行った。
4人で、ただただ良いショウだったと頷きあう。
しかし、AとNさんはこの後の予定がタイトで、余韻に浸る間もなくとても急いでいた。
記念撮影をした後にすぐにお別れ。また日本で。


私たちは、名残惜しくて、ステージの撤収と宴の後の紙ふぶきと風船だらけのフロアーを見ていた。そのうちにスタッフに促されて会場を出た。








Iからメッセージが届いた。これからアフターで、Disco Biscuitsのショウに行くよと誘われた。
アメリカ人としては新年だし、朝まで遊ぼうって日なんだろうなと思うけれど、我々はPhishで十分に満足してこれ以上別のショウを今から見ようとは全く思わず、楽しんでねと伝えて会わずに別れた。

外に出ると、まだレインボーカラーのままのエンパイアステートビルが美しかった。
世界の名物、ニューヨークタイムズスクエアでの新年の瞬間も、きっと盛大に行われていたのであろうけれど、この時はすでに2:00くらいだったし、タイムズスクエアとはブロックも離れているので、外は特別人通りが多いわけでもなかった。




旦那も私も満足と脱力で、2人でBarに飲みに行く雰囲気でもなかったので、また近くのスタンドで水と食べ物を買って帰宅。
見た目に惹かれて買ったプレッツェルは全然味がしなくてがっかり。それなのに大きいので迷惑…。



温かいものが食べたかったので、昼間コンビニで買ったカップ麺を1つ開けて2人で食べた。
味はたしか、やたら辛かったような気がする。記憶があいまい。




Iとのセットリスト当てゲーム。最終回。
さすがにもう今回はカバー曲はやらないと予想できたしNYEという特殊性もあって、かなり高確率で当った。
こちらの方が数は多く当ったけれど、Iから
「オープナーを当てたからそこ2ポイントでこっちが勝ち!だよね?」とメッセージが届いた。そうだね。オープナーは全然当てられなかったからなぁ。
結局、4日間ほとんどタイで、適当に予想してもこのくらいは当るもんなのかなあと思った。

セットリスト予想、4日間とも面白かった~。

■私の予想
◎OPEN Wilson
CLOSE Joy
◎You Enjoy Myself
NICU
◎Split Open and Melt
◎Fluffhead
◎Fuego
Wingsuit
Meatstick

■Iの予想
◎OPEN AC/DC Bag
CLOSE Guyute
Makisupa Policeman
Wingsuit
◎Fluffhead
2001
◎Reba
Ya Mar
◎Light


以下、オフィシャルサイトより
http://phish.com/tours/dates/tues-2013-12-31-madison-square/
Phish - New Year’s Run 2013-2014

Madison Square Garden

4 Pennsylvania Plaza (7 Ave between 31st & 33rd), New York, NY, USA


SET ONE

AC/DC Bag
A Song I Heard The Ocean Sing
Wilson
Divided Sky
Ocelot
Sugar Shack
Halfway To The Moon
Fluffhead
30th Anniversary Cake Distribution

SET TWO

Glide
Llama
Colonel Forbin's Ascent
Fly Famous Mockingbird
Fuck Your Face
Reba
Icculus
The Lizards
Split Open and Melt

SET THREE

Character Zero
Auld Lang Syne
Fuego
Light
Twenty Years Later
Bouncing Around the Room
You Enjoy Myself

ENCORE

Grind
Show Of Life

2013/12/31 Phish show Day4 2nd set

いよいよメンバー登場。
どうやってステージにあがるのかと思ったら、トラックの運転席の天井から出てきた!!
映像で確認すると、運転席のドアから車内に入り、天井に開けた小さな穴からわざわざ出てくるという面倒なことをしていた。面白すぎる。

ほんっとに近かった。


そして、予想どおり、TreyはGA EAST側を正面に見るので、こちらにはおしりが。Mikeは、目の前に立っていた。


実際にはほとんどTreyとMikeが向き合うような形だったので、Treyもよく見えた。
Pageの椅子は、お酒のケースに座布団(笑)トラックの縁ギリギリだ。




Glideが始まった。

まだ目の前の光景が信じられなくて、曲にのるというよりも、ただただ、彼らの演奏を見ていた。
たぶん口をぱっくりあけて、そしてヘラヘラと笑っていたんじゃないかと思う。

あっという間に曲が終わり、Llamaへ。アップテンポな曲につられて自然と踊りだす。あれ、これってGamehendge Set?とか漠然と頭に浮かぶ。



続いてColonel Forbin's Ascentが始まって、さらにワクワク。なんかすごいものを見てるんだな今、という感情がふつふつと沸いてきた。
ワクワクとドキドキとジーンという感情がごちゃ混ぜになってぐわーっと押し寄せてきた。




そして当然のこの曲へとつながるのだけれど、Fly Famous Mockingbirdのサビが聞こえてきた途端に、涙腺崩壊。人目もはばからず大号泣。大げさではなく、本当にぶわっと泣いてしまった。
5年振りにショウを見ていること、しかも自力で取った今日のGAのチケット、そしてステージの方から近づいてきて目の前で止まって、今にも手の届きそうな目の前で本物のPhishが演奏していること、笑顔で演奏する4人、そしてPhishにとって30周年という節目のショウ、聴きたかったFly Famous Mockingbird、それらのすべての巡り合わせと今この瞬間ここにいることに本当に心から感謝したし、感激した。
Phishのファンでよかったな〜と心から思った。


私があまりにも号泣しているので、隣にいたMが笑顔で「お前、よかったなー」って感じで、肩をポンポンと叩いてきた。

存分に感動の涙を流したところで、今度は一気に、今、超幸せで楽しい!!!という感情に満たされた。ここからあとは、もうずーっと顔がにやけたまま、笑いっぱなし。

そして、この瞬間を目と脳と身体にしみ込ませようと、ぐーっと音に入る。
初めて聞けたFuck Your Face。
楽しいReba。

そしてたくさんしゃべるTrey。30周年のこととか、メッセージを伝えるためにいまこのMSGの中心ににいる!みたいなことを言ってるのは断片的にわかるけど、全体は何しゃべってるんだろう?と思って調べたら書き起こしがあった。
いい仕事してくれてます。感謝。
http://farfromyourself.tumblr.com/post/72694176014/phish-12-31-13

そのままIcculusへ。


次はイントロが聞こえた瞬間に大興奮!!!ショウで聞きたいと思っていたThe Lizardsがきた!
Treyのギターがちょっとヨレてもいいんです。これが聞けたのは幸せ。




そしてSplit Open and Melt。思いのほかあっさりと終わり、曲が終わるとメンバーもやりきったという感じで長居はせずに、登ってきたときと同様に、トラックの運転席の上に空いた穴から降りてひきあげていった。


Phishをバックに楽しそうな夫婦。

MikeのアンプにFishman?

Treyのアンプ背面


結局、Gamehendgeセットではなかったけれど、80年代の曲を中心とした、30周年記念の特別セットとなった。


オフィシャルサイトの動画ではこのセカンドセットには"JEMP Truck Set"と名前が付けられた。


このあと、次はいよいよカウントダウンだから、トイレに行かねばと思い立つ。
しかし、まだトラックの移動が終わっていなかったので、しばらく待機。トラックをどうやって戻すのかと見ていたら、マンパワー。大勢のスタッフで押して戻すというなかなかアナログな感じだった。
トラックが下がってGAから撤収され、WESTとEASTの通路の柵が元の位置に戻ったところで、ようやく外にでることができた。






トイレから戻ってふと床を見たら、トラックが入ってきた位置にバミリがしてあった。

最初から貼ってあったのだろうけれど、こういうのって気が付かないものなんだなあ。まあ気が付いたところで、トラックがああしてMSGのセンターに登場するなんてことは想像もつかないわけだけれど。

すっかり仲良しになった。


帰国後にEさんが、このときの様子が掲載されたrelixという雑誌の写真に私たちが写っているのを発見してくれた。
そしてMさんが春に渡米した際に、その雑誌を購入してきてくれた。
我が家の宝です。2人ともありがとう。
http://www.relix.com/