2015年9月30日水曜日

2015/09/30 チケット手配

ひとしきりRIVIERA MAYA祭りが終わったところで、例年よりやや早く9月中旬に年越しのショウが発表された。コロラドから帰国して1週間後くらい。
場所はニューヨークMSG。


旦那はこのショウに行くと言う。私はコロラドに行ったばかりで予算ぐりも厳しいので今回はパス。
旦那は熱心に友達を誘っていた。

チケットはGAオンリーにしないで、4日分を各1枚でオーダー。
このオーダーのために、ユナイテッドのマイル維持用に作った旦那名義のJCBのクレカを使うつもりだったのだが、JCBはそのサイトでは利用不可だった。このJCBカードにはVISAやMasterも付帯できないので、わりに使用用途が限られている。

このことで、旦那が海外どこでも使えそうなVISA付クレカを持っていないことが判明。チケットのエントリーは私のクレカを使うことにして、急きょ旦那用のクレカを作らなくてはならなくなった。
旦那はクレカが好きではないので、たぶん現地の買い物では使わないのだが、エアチケットの手配や宿の手配、ESTA更新など、いろいろ旅の買い物は事前に発生するわけだし、やっぱり汎用性の高いカードはこの機会に作っておいた方がいい。ということでクレカの申し込み手続き。


ショウのチケットは、他に友達3人にお願いした。
結果、全滅。信じられない。1日もとれないなんて。


以降私の苦悩が始まりました。。。旦那はネットを使いこなせないので、基本的には自力でチケットを手配することができません(自分でやれと見放したら、たぶんショウに行くこと自体を断念すると思う)。
私は一人でコロラドに行ってきた分の借りがあるので、旦那のショウチケットを探すことにしました。


全滅が判明したと同時にCoT(CoTについては2013NYEの記事内にまとめてありますので興味のある方はそちらをご覧ください)のサイトに全日程2枚ずつ探していると投稿。
すると、わりと早くメッセージが来た。12/30 2枚を譲ってくれるという。そんなに良い場所ではないけれど、このタイミングのチケットはPTBMなのが嬉しい。1日ずつコツコツ集めるしかないのでこれを購入。
Dick'sで知り合ったSがアメリカでの受取先になってくれることになった。

他に数人の友達に連絡をとってエクストラを持っていないか確認するも、今回は取れなかった人が多いようだった。
トレードでCoTに投稿している人にもダメ元で何件か連絡してみるもことごとく断られる。

このあと、CIDのホテルとチケットのパッケージセットが発売されたので、それにチャレンジするも玉砕。

時差の関係で、23:00あたりから3:00くらいまでがメインでアメリカとのやりとりになる。
メッセージとか、CoTの投稿やチェックも。投稿は新規投稿が入ると、どんどん下に下がってしまうので、時間を見計らって毎日投稿を入れ直していた。


そしてチケマスの日。
旦那が一緒に行こうと誘っていた友達に連絡をとって、チケマスの協力を頼んだところ
「チケマスだめだったら今回行くのやめます」
と返信がきた。

この一文にブチキレた。

じゃあ、オフィシャル全滅した時点でとっととあきらめてくれ。
全滅していたのを、この数日の間に1日分確保したんだよ。私が行くわけでもないのに、私の時間を削って労力を使って、英語も頑張って。ほぼ寝ていなかった。

もしも、チケマスでとれたとしても、この時点でそれで全日程揃わないことはわかっているから、その後だってチケットをそろえるために何かしなきゃならない。

なんなの、その言い方。
たしかに私はその友達に「チケット取ってください」と頼まれていたわけではないけれど、旦那と一緒に行く予定だったから、当然2枚セットで買うように動いていたし、2人のためになんとか定価でそろえるべく頑張った。

「頼んでないし勝手にやってた」と言われたらそれまでだけれど、そもそもショウのチケットをどうにかして自力で取るつもりがないのなら、オフィシャルチケットが外れたら、もう行くのあきらめた方がいいです。個人的には本当にそう思います。
そこで諦められる程度の心づもりなんだから。
オフィシャルのチケット当たったら、その時は行くってことでいいんじゃない。

上にブチキレたと書いたものの、とくに友達を責めるということではないです。
ただ、その程度の心づもりだったのなら、エントリーの時点でそう言ってくれればよかったのにというだけです。
ショウに行くかどうかの温度差があったのだなあということと、自分自身はチケットをそろえるための労力は使いたくないのだなというのがわかったので、それならそれでよいですよっていうことでした。
私がそのあたりを勝手に誤解していたので、簡単に一言であっさり行くのやめると言われてしまったことにガッカリしたというだけでした。

この時に、今後は、いままでにチケットのやりとりでお世話になった人や、申し込みを手伝ってもらった人、自力で取る苦労を知っている人とは、お互いに協力し合うしチケット手配の労力は惜しまずやるけれど、最初から自力でとるつもりが全くなく、まるごと人任せな人とは、一緒に手配したり、その後のチケット手配を代行するのはやめようと思いました。

チケットマスターの結果、アメリカの友達が1/2を2枚とってくれた。

で、上の経緯で友達は行かないことになったので、1枚は浮いてしまった。友達が1人行くのをキャンセルしたことを伝えると、その1枚はなんとか譲れそうな友達がいるというので、折角2枚取ってもらったのだけれど、こちらは1枚だけ買わせてもらった。

最初に買った、12/30も1枚余ってしまうことになった。
すでに支払済みだったので、一人行けなくなった事情を伝えて、申し訳ないけれど転売する形になるが、1枚を私がCoT上で販売してもいいかと尋ねると、大丈夫だと言ってくれた。
欲しいという人が現れて買った価格と同額で譲ることができた。
そして、最初に2枚を私に売ってくれた人が、1枚ずつそれぞれの送付先に直送してくれることになった。とても親切な人で本当にありがたかった。


残りは2日はハードルが高い12/31と1/1だった。
2013年のMSG、2014年のマイアミと比べると、今回は本当にチケットが全然出回らなくて、探している人だらけだった。

Facebookのチケット譲渡サイトも使ったけれど、私が「GAwestを探している」と書いたことと、日本人だというだけで「こいつは詐欺だ。」とか「イルカを食べるようなやつらだろ」みたいなことを書かれて、なかなか精神的にもまいってしまった。
Dick'sでお世話になってすっかり仲良くなったSが、一生懸命間に入って、私をかばう投稿をしてくれて、Sにもイヤな思いをさせてしまった。

Phishのチケットトレードサイトだし、Facebookだから投稿者がわかるにもかかわらず、そういうタチの悪い人もメンバーにいるということだ。
もちろん、ほとんどの人が親切で優しい人で、私と面識がないアメリカ人でも、そうした暴言を吐く相手に「お前は荒らしだからここから消えろ。彼女の投稿は正しい」と私をかばって書いてくれる人も何人もいた。これが自分のためのチケットなら、もうちょっと気も張っていられるのだけれど、私が行くわけではないから、投稿する文章の熱意も中途半端になってしまう。私自身が投稿しつつもモヤッとしてい状態ではあった。

例年では、12月に入るとチケットマスターのサイトにもぽつぽつと売り手の投稿が載ってきて、それがずっと余っていたりするのだが、今回は全く売り手がでなかった。

私が何度もFBやCoTに投稿しているのを見ていたL(Dick'sでも登場)が
「このタイミングで自分の手持ちチケットがなくトレードができないのなら、CoTでもチケットを手に入れるのはもう難しいよ。諦めてStubhubを使う方がいいよ」
と私信で助言をくれた。

旦那と相談して1/1のチケットはStubhubで買うことにした。ここはチケット転売サイトなのだが、価格は売り手が決めてよいので、人気のあるチケットは当然高額になる。
憎きStubhubというとらえ方が強いものの、値段さえ納得すれば、欲しい日程のチケットがそこで売られているわけで、今回の旦那のようにオフィシャルでもチケマスでもチケットが手に入らなかった人や、もっとグレードのよい席のチケットが欲しいという人にとっては、有り難いサイトでもある。
ちなみに手数料は、販売価格の2割が乗っかるっぽい。

私が自分でアカウントを作って購入しようとしたのだが、何度やっても途中でエラーになってしまって買えない(その場では落ち着いて原因究明はできなかったから今も原因はよくわからない)。
Sに相談すると、アカウントを持っているからと、代理で取ってくれることになった。何から何までSにお世話になりっぱなし。
結局、購入はできたのだが、チケット到着予定日が12/29だという。旦那の滞在先が決まっていたので、その住所でいいよと伝えた。
でも、Sが念のためということで自分が受け取ることにしたのだが、Sは12/20からボストンに行き、12/25にはNYに移り、ショウの間は友達とマンハッタンのホテルに泊まることになっていた。それで、チケットをどこに送るかということなり、結局マンハッタンから1時間かかるというNYの親戚の家宛てで発送し、それを本人が取りに行ってくれることになった。

これについては、結果論だが、旦那の滞在先に送る方がよかったのだろうと思う。
このNYでは私は現地に行かないというのに、Sはあらゆる面で私達夫婦をサポートしてくれて、言葉にできないくらい感謝している。

12/31のチケットは、もう現地で探すしかないかなとあきらめかけた12/22頃にCoTで譲ってくれる人が現れた。
ただし2枚セットで買ってほしいという。そういえば、知り合いもつい最近まで12/31を探していたなと思い、その人に連絡をとった結果、1枚買ってくれるというので、取引確定。その人には、旦那が会場で渡すことにした。
チケットの座席はステージ裏の一番上という、いわゆる天井席だけれど、12/31に会場に入れるだけでもう十分ありがたかった。PTBMだというので、どうして行かないのかと聞くと、急きょ年越しは台湾に行くことになったということだった。2000年のJapan tourを見に来ていたという人で、やりとりもスムーズだし私信での会話も楽しかった。チケットは旦那の滞在先に送ってもらうことにした。


おまけ
12月30日に旦那がアメリカ在住の日本人友達と合流したのだけれど、彼女は現地でチケットを買うつもりなので持っていなかった。
その時間、私の方は12/31の日本の早朝で、出雲市のホテルにいた。
その旦那と友達のやりとりをLINEで見ながらホテルのPCでCoTを確認したところ、ちょうど現地手渡しで1枚売る投稿がアップされたので、それを購入することになった。
販売者に、旦那と現地で電話でやりとりできないことを伝え、私がテキストをチャット状態で送りつつ、販売者と旦那が現地で会えるようにそれぞれを誘導し、なんとか会場前で落ち合って、チケット譲渡ができた。

10月から3ヶ月間年末ぎりぎりまで、ずーっとチケット問題でストレスを抱えていた。
あんまり思い出したくない出来事。。。

2015年9月10日木曜日

Phish Summer tour 2015@Dick’s Sporting Goods Parkの旅行記

2015.7月

 2015/07/17  旅に行くのを決意するまでのあれこれ

 2015/07/25  航空券手配

 2015/07/31  ショウチケット手配

2015.9月


 2015/09/02  両替について/Wi-Fiレンタル

 2015/09/03  荷物の備忘録

 2015/09/04  出発

 2015/09/04  Dick's 1日目(到着) 

 2015/09/04  Dick's 1日目 Day1 

 2015/09/05  Dick's 2日目(シャワー/キャンプサイト/パーキングロット)

 2015/09/05  Dick's 2日目 Day2

 2015/09/06  Dick's 3日目 (列/キャンプサイト)

 2015/09/06  Dick's 3日目 Day3

 2015/09/07  Dick's 4日目 (出発/帰国)

 2015/09/08  アルバムリンクとおまけ

2015年9月7日月曜日

2015/09/07 Dick's 4日目 (出発/帰国)

6:30頃に起きたと思う。
身支度を整えて荷物の整理。ベンダーのものがほとんどなくなったので、ずいぶんと荷物が減った。極力キャリーバッグにつめてバックパックは最小限にした。中身がほとんどないのでとても軽い。


7:20にSのタープで待ち合わせ。


2日目の昼間私もSのタープにお邪魔していたときに、すぐ隣の敷地で、一人の女性がタープもなく、ただ椅子に腰かけていた。
それを見たSが「ひとりなの?よかったらうちのタープに入って」と声をかけた。
彼女はM。私同様、車なしで、お一人様キャンプでPhishを見に来た人。
状況が同じなので、Sのタープで、彼女たちが販売で忙しくしている間、Mと話をしていた。2日間ともタープにいるときは時間を共有した。こんな風にPhishを見に来る女性だから、もちろん気合も入っていたし、過去に見たショウの話を聞いたりして楽しかった。

それで、帰りの予定を聞くと、彼女のフライトが朝10:00だという。どうやって空港に行くのか聞いたらUberという配車システムを使って車を手配するということだった。
名前は聞いたことがあったけれど、自分で利用したことはなかった。彼女に尋ねると、タクシーみたいなものだけれど、もっと安く使えるし便利だと言っていた。

私は12:00のフライトで、バスかタクシーで空港まで行くつもりだと話すと、空港に着く時間が早すぎるかもしれないけど、Mの時間に合わせられるならUberをシェアしないかと誘われた。

それは、私にとっても好条件だったので即答でOKした。

S達夫婦は道中観光をはさみながら車でアリゾナまで帰るということだった。
私とMは朝が早いのできっと朝は会えないからと、昨日のうちにS達には挨拶をすませておいた。

時間通りMと落ち合い、車が到着するDick'sの正面ゲートへと歩いた。
いよいよ帰るのかと思うと寂しくなった。

予定どおり車は到着して2人で乗り込んだ。


Mとも、この3日間を振り返って楽しかったねという話と、でも終わってしまってとても寂しいという話を交互にした。

国際空港のターミナルの方が手前だというので、そちらで先に私を降ろしてくれた。
道は空いていて、20分で到着した。

チップも含めてトータルでいくら払えばいいかとたずねたら、$10と言われた。
行きのタクシーは私だけで$30払ったから、もっと高いんじゃないかと聞いたが、$10で大丈夫だと言った。
本当に安い。楽に安く移動できて本当に助かった。Mの方も、多少でも金額のシェアができたのはよかったんじゃないかと思う。


携帯とモバイルバッテリーの充電がかなり少なくなっていた。時間もあるし、どこかで充電をしたい。
インフォメーションで聞いてみると、インフォメーションのすぐそばの柱に電源があるから、それを使ってよいと言われた。
2口あるので両方同時に充電できて助かる。
さらに、インフォメーションの人が、そのカウンターの中で空いていた椅子を私のために持ってきてくれて、ここに座って充電するといいよと言って置いてくれた。親切にしてもらってありがたい。

この場所、ちょうと柱の陰になっていて、空港を行き交う人からは私はほとんど見えない。そしてインフォメーションの位置からも少し陰になるような場所。椅子に腰かけると1.5mほど前に壁がくる。

荷物を椅子の横に置いておいてもそんなに警戒しなくてもよさそうだったので、バックパックを降ろして足元に置き、キャリーバッグの上に充電中のモバイルバッテリーを置いた。

なんだかんだでDick'sの会場内にいる間は、ほとんどSNSを見なかった。
充電をしつつ、まとめて閲覧。その中に、亡くなった友達について、かなり長くまとめられた文章があった。
それを読んで、ようやく全貌がわかった。

この旅はとても楽しかったことと、会場内では単身でひたすら英語で過ごしていて気を張っていたこともあり、なんとか保っていた。

でも、ここでひとりになって日本語で友達の死についての文章を読んだら、突如緊張の糸がきれて涙腺も崩壊し、その場で文字通り号泣してしまった。
人の目が気にならない場所だったこともあり、そのまま30分くらい泣き続けた。
今回の旅を振り返ると、帰国の前にこの時間があってよかったと思う。
何度もその文章を読み返し、ひたすら泣いて、それで少し落ち着いた。
充電も完了したところで、インフォメーションの方にお礼を言ってその場を離れた。

チェックインにはまだ早い時間なので、ゆっくり朝食をとることにした。
そういえば、会場にいる間、朝のケイジャンサンドと、夜ショウの後でのフードコートの食事しかとっていないことに今更気づいた。しっかりお腹にたまる、美味しいものが食べたい。
飲食店をざっと一周まわり、ベーグルを購入。私の前に並んでいた人につられてグラノーラとヨーグルトも購入。
これが、全部美味しくて、量もしっかりとあって非常に満足。心身とも復活。



会場内で一人だけ会う予定の人と会えなくて、渡したかったものが渡せず、空港から郵送しようと思った。でも、ここの郵便局がちっともオープンしないのでそれはあきらめることにした。

10:00になったのでチェックインと出国手続きへ。
驚くほど混んでいた。長い列の後ろについたけれど、フライトに間に合うのか?と不安になるくらいに混雑していた。


30分ほどで完了。
ひとまずゲートを確認しておこうと、Bゲートに移動。


Bゲートのホーム


Bゲートのエスカレーターからこの看板を見て、ああそうだった、この空港にはBEN&JERRY'Sが入っているんだったと思い出した。でもこのゲートじゃなかったはずだなと思いつつ。


自分の乗る飛行機はまだ電光掲示板には表示されていなかったので、インフォメーションで確認。
チケットの裏に搭乗ゲートの番号と搭乗時間を書いてくれた。

お土産店を見たのだけれど、なんともパッとしないものばかりであきらめた。
40分程度は時間がとれそうだったので、BEN&JERRY'Sの場所を確認するとゲートAにあることがわかったので、行ってみることにした。

どこからか侵入できるようで、建物内にすずめがいる。数羽がフロアを歩いたり、飛んだりしていた。


この組み合わせばかりになってしまうので、今回はCherry Garciaはやめて、違うアイスクリームを選んだ。Phish Foodがチョコなので、さっぱり系のものにしたと思う。色から考えるとカシスかな?


ほんとは上下逆に盛り付けてほしかった。リクエストすればやってくれるのかしら?




空港にいる時間が長すぎることもなく、時間が足りなくて焦って移動というわけでもなく、気持ちに余裕があって落ち着いて過ごせるちょうど良い長さだった。
アイスクリームを食べる余裕もあってよかった。





予約して座席を選ぶときに、ここは非常口の前なので、英語が理解できることと、非常事態にはCAさんの指示に従うことみたいな注意書きが出る席だったのだけれど、これはきっと足元が広くて快適に違いないと思って選んだ場所。

前の席がないので、自分の荷物を置くスペースがないのが難点で、離陸までは手荷物を上の収納に入れておくように言われた。でも飛行が安定してからは足元のわきに置いておくことができた。
やはり足元が広いのと、トイレに行くのに他の人に断る必要もないのがよかった。
さっき充電してきたからよかったけれど、USBのジャックがないのは不便かも。



隣の女性は彼氏と日本に旅行に行くということだった。彼氏と隣同士の席がとれなかったそうで、彼は2つ向う側の真ん中のブロックにいた。
初の日本といっていた。都内を回る予定らしい。しかし、到着時の日本の天気予報は台風に近い雨だったので気の毒。
何が食べたいか聞いたら餃子と言われてちょっと意外。寿司も蕎麦もラーメンも美味しいよとすすめておく。

私がDick'sのリストバンドをまだつけていたので、Phishを見てきたのかと聞かれた。それでジャムバンドの話になったら、彼女はSCIが大好きで、何度かショウに行っていると言っていた。PhishのDick'sも行ったことがあるということだった。

私はiPodを聴いていたので、SCIが入っていたかな?と思って調べたけれど、全く入れていなかった。。。チーズって好きなんだけど、あんまり音源は聴かない。
TABが入っていたので、それを彼女に見せたら「知らない」と言われた。PhishのギタリストのTrey Anastasioのバンドだよと説明したけれど、Treyがわからないと言われて、そーゆーもんかーとちょっとがっかり。
SCIの話題はたくさん語ってくれた。



機内で私のそばを通りかかった男性に話しかけられた。私のリストバンドを見て声をかけたのだという。その人も今までDick'sにいたと言うので、少しショウの話をして盛り上がった。
そのまま日本に旅行に行くのかと聞いたら、どこか忘れてしまったけれどアジア圏のどこかが目的地で日本はトランジットなのだと言う。しばらくアジアを回る旅をするのだと言っていた。
この時は名前を聞かなかったのだけれど、後日Facebookで共通の友人がいることがわかってつながった。





予定どおり成田空港に到着。
携帯は行きに圏外病になっているのでそのまま。しばらく空港のフリーWifiを使ってアクティベーションを試したのだけれど、疲れてしまった。旦那にメールだけ送って、携帯つながらないと連絡しておいて復旧はあきらめた。

行きに決意していた、節約旅行の一環で、帰りも鈍行のつもりで18きっぷを持っていた。
でも、けっこう疲れていたし、ベンダーの成果がわりによかったこともあり、新幹線を使うことにした。
マイアミの帰りにバスを使ったら、安いわりに結構ラクだったので、今回も東京駅まではバスにした。



バスを降りたところに金券ショップがあったのでそこで18きっぷを売り、新幹線のきっぷを購入。
雨が降っていたので、バス停から東京駅構内につづく地下道までがちょっと濡れて面倒だった。

新幹線で快適に帰宅。
今回は、旦那とは別で初の単身でPhish旅行だったけれど、一人で見るのも楽しかったです。
夫婦といえど、それぞれ金銭事情や仕事の都合もあるので、お互いに行けるタイミングで行くのがいいよねという結論で丸く収まりました(それでこの1ヶ月後には、旦那が年末に一人で行くことが決まるわけですが(笑))。

Dick'sは、また行く機会があれば行きたいです。キャンプフェス楽しかったし、一人で車なしでも行けたし。

今回も良い旅でした。おしまい。

2015年9月6日日曜日

2015/09/06 Dick's 3日目 Day3

昨日とほとんど同じメンバーが周りにいた。
トイレと物販にいきつつスタンドからの風景を撮影。こうして見ると、スタンドもいいよね。





彼女とは連絡先を交換しそびれた。




このときに隣になった男性とわりにたくさん話をしたのだけれど、ちょうど半年前に仕事で日本に行ったといって、スマホのアルバムに入った写真をたくさん見せてくれた。
それがことごとく刺身の写真。
それで、その魚の名前をひとつひとつ日本語でなんて言うのかを確認してきた。
「Yes, Maguro!」「Yes, Ika!」とか。
私としては、日本の刺身盛り合わせの写真をえんえんと見せられていたので、実はそんなに楽しいものでもなかった。
それにしても、あきれるくらいに刺身の写真を撮っていた。刺身以外はほとんどないという、非常に偏った写真。
でも、私のことを気にかけてくれて、荷物をみていてくれたり、スペースを確保してくれたりと親切にしてくれた。

すぐ前の男性はなぜか、ケーブルの段差を上がったり下りたり、踏み台昇降のようなことをしている。
「何してるの?」と聞いたら、「段差につまづかないようにステップをして練習している」と言う。
面白い。ちょっと一緒にやってみる。
それから、私がTreyとMikeが揃いのステップを踏むダンスが好きだという話をして、PYITEとかScent of a MuleとかCavernのステップを見たいねという話題。
それで、"take care of your shoes"のフレーズを彼が言うので笑った。この歌詞は数年前に私も友達から教わったので、印象に残っていて覚えたフレーズ。






そして始まった1曲目がThe Landlady。Phish.netによると、なんと1994/12/3以来の演奏。
これ、現場では不思議な感じで、「この曲すごーく知ってるのに、えーっと、なんだっけ?何かが違う。。。」というわけのわからない心境だった。

でも、言ってるそばからTreyとMikeのステップを見られて、さっきの彼も私を振り返ってハイタッチ。
笑えた。
そーだよなー、この曲Punchだよなあ、でもあの出だし聞いてないしなぁとモヤモヤしつつ。


昨日が重めなら、今日はお祭り的な、スコンと抜けた感じの内容。
Dick'sでは恒例になりつつある、曲のスペルを並べるとフレーズになるやつ、前の2日間でやらなかったから、今年はないんだろうと考えた。WiFiもつながらないけど、現場にいるとセトリを追っていく感覚はなくなる。瞬間瞬間を楽しんでいる。検索している余裕とかないのよね。

現場は現場の、webcastはwebcastの、それぞれの楽しみ方、遊び方があるなと思う。

そして、雑談が伏線になってるというパターン、ありすぎ。
昼間誰かとなにげなくかわした会話の曲、その日に演奏されるのってあるんだよなぁ。




撮った写真の大半がトレイ単体。トレイばっかり見ちゃうから。


かなりレールに近い位置なので、4人をフレームに収めるのがギリギリでした。






まさかのScent of a Muleまで登場して、またまたハイタッチ。
こういうの、ほんとに笑ってしまう。

タイミングを忘れていたんだけど、この曲のFishmanのマリンバの最中に、Treyが「LET PAGE STAND UP」のTシャツを着てきた。



















続けて、Saw It Againもよかった。


そしてレアだけど好きなThe Birdwatcherも登場。










ここでTreyのTシャツのメッセージどおり、Pageが立ち上がってFrankensteinというわけです(笑)。






1stから盛りだくさんの内容でした。1時間半近くやってた。




セットブレイクでは、さっきの彼と「ダンスやったねー!」と盛り上がった。
このTシャツの人。





2ndは王道Wilsonからスタートで、そりゃ盛り上がりますよ。
続くDwDがよかった。もっとやれ感。


そして雑談からまた登場のCarini。その話をしたDは私のすぐ後ろで入場したはずなのに、ショウを見る時に取った場所は私とは離れたところだったみたいで、ショウの間は会えず。でも、始まった瞬間にDを思い出した。






Cariniの途中からかなり眠気がきていた。

Steamに入った記憶はうっすらあるのだけれど、この曲の間ほぼ寝ていた。
立ったまま寝ていたので、そのままふらーっと前とか横に倒れてしまい、さっきのハイタッチの彼や刺身の彼に何度も支えられ、立ちくらみだと思われたようで、「座った方がいい」と促されるも「眠たいだけだから大丈夫」と言って持ちこたえた。
実際には持ちこたえてないから、何度も倒れそうになったんだけど。私ものすごく迷惑な人(苦笑)。

眠たい状態にある私の姿を現実に見たことある人はわかると思うけれど、ちょっとある種病気のレベルなんだと思う。
よく赤ちゃんが食事の最中に眠気と戦っているような動画があるけれど、大人なのにまさにあの状態。
眠気を理性で我慢するということができなくて、立っていても人と会話している真っ最中で自分が話している側だった時でも、気を失うように眠ってしまうのだ。
だから、この時も周囲の人は本気で心配してくれていたと思う。申し訳ない。

2013年の年末にMSGでSteamを見た時にも、たしか立ち寝をしてしまってほぼ見逃した。
私にとって催眠効果のある曲なのかもしれない。。。

ほぼ脳が昏睡状態だったときに、覚醒させたのはPiper。これは例の亡くなった友達を強烈に思い出す曲なのだ。
本当に覚醒というのがぴったりの表現。このフレーズに入った途端に目がパッチリして脳の霧が一瞬で晴れた。


ちょっと現実のことが頭をよぎり、漠然とだけれど、あれ、もしかして今このタイミングって日本で彼女の葬儀が行われているくらいなんじゃないかなと考えた。
でもさすがにショウの真っただ中で、落ち込んだり泣いたりという状況にはならず、ただ、なんだかPhishと一緒に彼女を見送っているような気分にはなった。それでも十分感傷的ではあるが。

でも、この日は1stからショウの多幸感のパワーがすさまじいので、寂しさはわかず、言葉として適切ではないにしろ、Happyな気分は持続していた。
あらためて、最終日を全力で楽しもうという気になった。

Tweezerが出たので、ああアンコールは決まったなと思ったけれど、Tweezer自体は好きなので、演奏されると嬉しい。







さて、アンコール。
さっと出てきて、さっと始めるTweezer Reprise。あれ、これ1曲でアンコールおしまいってことはないよなぁ。まあこれで終わってもいいくらいな爆発感もあってファンも大いに盛り上がった。


お、全然終わる雰囲気じゃないぞ。次はなんだろう?
これは!!! Harpua!!! わー、すごーい。本当にきたー。



すごい勢いでしゃべりまくるTrey。







酸素ボンベを手にとる。






吸う。






After Midnightかっこよかったなー。あっという間だったけど。

NO2からKeyboard Armyは、もー楽しいしおかしくて笑っていました。






Your Pet Catは、Treyがまだ話したそうだったのに、かぶせぎみでPageがスタート。バタバタと始まった。




あとはラストまであっという間だったなー。












すっごいよかった、ほんと、すっごいよかった。
想定しうるあらゆるセッティングを3日間で全部見た気がするくらい、バラエティーに富んだ楽しい3日間だった。
やっぱりDick'sは、メンバーもちょっとしたフェスに近い位置付けにしている気がする。

終わってしまって寂しいのだけれど、それよりも充実感の方があった。
周辺の顔なじみになったみなさんと挨拶をかわして移動。

スタンドの階段を上っている途中に男性に声をかけられた。2013年の年末にスノードームを持ってきてくれたTだった。マイアミは体調不良で来られなくなった人。
久しぶりなのに覚えていてくれて嬉しかった。

階段を上り終えて、正面ゲートに行った。
すると、メール連絡をくれた人がちゃんと待っていてくれた。お互い感激のあいさつ。
信頼して待っていてくれて嬉しい。

もともと彼が買ってくれたものに少しおまけをして渡した。本当に喜んでくれていた。私も、私の作ったものをここまでして買ってくれたことが心から嬉しかった。
帰国後も何度かメールでやりとりをした。またどこかのショウで会えたらいいなと思う。

その彼と別れた直後、朝5時のでこぼこコンビと偶然遭遇。
「Harpua!!! Carini!!!」と同時に言い合って3人でハグ。私達はラッキーだねーと言って盛り上がり、今日のセットは特別だったねという話をした。

それから一人でキャンプサイトに戻る。






今夜のフードコートでは、行列になっていたミートボールサンドのお店にした。



これ、見た目はおいしそうなのに、バンズはバッサバサだし、ミートボールは塩辛いし、全然美味しくない。。。


今こそビールが飲みたいけど売ってないし。コーヒーもしまってるし。やれやれ。
ここまで夜もあまり冷えずに、わりに薄着であとはシュラフにくるまれば寝られたのだけれど、最終日のこの夜だけ強烈に冷えて、ダウンジャケットを着てシュラフで寝た。寒かった。でも、ようやくぐっすり朝まで寝られた。
最終日だし、このキャンプサイトの利用期間が、明日の昼には全員撤収になっているので、夜更かしするファンもほとんどいなくて静かな夜だったと思う。
三日月がきれいな夜。