2003年12月31日水曜日

2003/12/31 ステージ真正面の1番上になる4階



日本では年が明けたけど、マイアミは年の瀬だ。ちっともそんな感じはしない。この暑さは、年末年始気分を忘れさせる。
今日は、ダウンタウン近辺を回ることにした。相変わらずまずベイサイドマーケットに行って昼食。今日は、テリヤキテンプルという変な名前の店でプレートを注文。鳥の照焼きと唐揚げ風のものと、タイ米風な米のチャーハンがついていた。それと、別の店でサラダを買う。シ-ザ-ドレッシングがすごくおいしかった。
ダウンタウンに向かう途中、ベイサイドマーケットのとなりに移動遊園地みたいなものがあるのに気付いた。どれも動いていないし営業もしてないようだった。ちょっと廃虚風な雰囲気をかもしだしている。中央には巨大なツリーがあったが、ただの枯れ木でしかもセンスのわるい蝶がやたらぶらさげてあった。とりあえず簡単に見回してすませる。


三匹のトナカイ。同じ小屋になぜか一匹はひつじ。


枯れ木とセンスの悪い蝶





その後ダウンタウンを歩くが、ここの地区もまた、これといった店はない。
なぜだか怪しげなジュエリー店ばかりが続く。ちょっとアメ横風のインチキ臭さだ。一応ガイドブックでは、この地区は危ないとされている。たしかに、階級は少し低くなるようで、ホームレスも多かった。夜は歩けない感じ。まぁ昼間はけっこう観光客がいてそんなに危険ではないけれど。
美術館や図書館があるので地元の人には憩いの場になっているみたい。

特筆すべきものもなく、スタバでコーヒーを飲む。そうそう、こんなに暑い場所なのにアイスコーヒーを扱う店が全然ない。マックとかスタバとかに入らないとアイスコーヒーは飲めないのだ。デリなどでは、炭酸類か果汁のドリンクしか飲めない。このスタバで飲んだのが、マイアミ初コーヒーだった。私はかなりのコ-ヒ-中毒なので、やっとひといきつけてうれしかった。マイアミではスタバは日本みたいにバカみたいな混み方はしていないから入りやすい。

パーキングロットに行くと、昨日の駐車場から場所が移動していた。なのでまだみんな出店準備中だった。とりあえず一度ホテルに戻ることにする。なにせ、今日は最後のライブだからほんとに体力を温存しないと。このためにマイアミに来ているのだし。
夕方になってパーキングロットにいくとすでに賑わっていた。

タイダイTシャツのお店を出していた車。旦那「かっこいい~」と見入る。







彼から写真を頼まれたので、ついでに私と一緒にも撮ってもらった。


パーキングロットの様子。この写真じゃ伝わらないけど、とにかく最高に楽しいところ。


旦那は次から次へとTシャツを買う。私はここでは自分のTシャツは買わなかった。パーキングロットのTシャツはどれも外人のL以上ばかりのやたらでかいサイズしか売っていない。だから欲しくても買えない。本当に残念だけどこれは仕方がない。
外人の女の子たちはだいたい限りなく水着に近いようなキャミソールを着ている人が多い。もっと女性サイズのTシャツもあれば女の子もいろいろ着られていいのにと思う。ちなみにオフィシャルのTシャツは女性サイズもあるのでそっちで何枚か購入した。

ここでサソリさんと会う。彼女はすっかりお店の人と仲良くなって芝生でくつろいでいた。サソリさんの友だちはセブン・イレブンのロゴをパロったSeven BelowのTシャツを来ていた。「今日はこれを演奏するだろう」と言っていた。
サソリさんは明日からはキーウェストへ移動することにしたという。会場に入ると席も離れてしまうし、ここでお別れのあいさつをした。
マイアミへ行くということで知り合ったサソリさん。マイアミで初対面だったのだけど、滞在中とても楽しく過ごせました。ありがとう。これからもよろしくね。

アリーナの前にて3人で記念撮影


公演最終日ということと、NYE(NEW YEARS EVE)ということで、仮装をしている人も何人かいた。
そういえば、こっちでは年があける前から「HAPPY NEW YEAR」とあいさつをされる。日本では年末は「よいお年を」年があけたら「あけましておめでとう」だし。きっと「I wish you」を省略するから年末でもこのあいさつでいいんだろうけど、「あけましておめでとう」と言われているみたいで何かへん。

今日は、ほぼ時間どおりにスタート。始まってすぐに旦那に「双眼鏡は? 」と聞かれた。重いからと朝バックから出してホテルに置いてきたのをすっかり忘れていた。「この日に一番必要だったのに・・・」と言われた。ごめん。
MINAWAさんが、私達の出発前にメールで最終日の予想セットリストをメールで送ってくれていたのだけど、その予想どおり Mike's Songを演奏した。やりましたね、MINAWAさん。マイクはトレイのようにヘロヘロにはなりませんね。いつも冷静に演奏してますね。
YEMもやってくれました。名物トランポリンもナマで見られて幸せ。トレイとマイクは2人で練習したりするのだろうか。

































カウントダウンの少し前に、空から車が降りてきた。



車から着地すると、車のドアが開き、中から人が登場。



湧き出るようにどんどんとブラスバンドが登場。うさぎのコスプレなお姉ちゃんもダンスダンス。





カウントダウンの瞬間はなぜか10分くらい過ぎていた。それでもトレイは5.4.3.2.1とカウントダウンをした。旦那とこんなに過ぎてるのによくやるね~なんて話していた。
(※1/2のレポートに書いているが、のちに私達の時計が間違っていたという事実判明。旅行の間じゅう10分も時計がすすんでいたのだ。トレイさんごめんなさい。)
その瞬間、ステージ後ろで花火が鳴り、あとは風船・風船・風船・・・・。





















トレイの足元には風船の残骸が。いったいトレイはいくつ風船を割ったのだろうか。






ライブの写真の最後を飾ったのはフィッシュマンでした






最後のライブも感動のうちに終わり、1時過ぎに会場の外に出た。みんなテンションが上がっている。私達は逆にもう頭が白くなってボーッとした状態だった。
でも、お腹が空いてきてたのでベイサイドマーケットに行った。さっきまでこちらもニューイヤーで盛り上がっていたようだった。あいにくレストランは閉店真際で入ることができなかった。
しかし、その先にやたら明るい光りが見えた。なんと昼間見た廃虚のような遊園地がきらびやかな照明につつまれて大勢の人でにぎわっていた。巨大ツリーもライトアップされて昼間とは全く違う美しい姿に変わっていた。

昼間の枯れ木と同じ木には見えない~


ゆっくり見たかったのだけど、とにかく疲れていたしお腹も空いていたので、パーキングロットに戻った。
ブリトーが売っていたので、それを買って食べていたら「おいしい?」と日本語で話し掛けられて振り返ると外人だった。日本語が少しわかるという。「日本のどこから?」と聞かれたので「静岡」と言うと、「おー、朝霧!」と言われた。朝霧ジャムか何かのイベントに来たらしい。私達夫婦はまだ朝霧に行ったことがないのでそう言うと、「静岡にいるのに信じられない。とてもすばらしい場所だからぜひ行け」と言われた。マイアミまできて外人に朝霧を勧められると思わなかった。
そのダニエルの友だちは、もっと日本語のできるヘイワードという人だった。ヘイワードは今愛知に住んでいて学生だそうだ。やはり日本からPHISHを見にきたということだった。すでに3年日本に暮らしているということで、日本語はペラペラというか、普通に日本語だった。ダニエルは英語と日本語を混ぜて話すし、こっちが何語で話していいかわからず、私達は2人とも変な日本語英語でしゃべっていた。去年のNYでのNYEも見にいったということだけど、今年の方がよかったと言っていた。ヘイワードのメアドを教えてもらい彼らと別れて2時過ぎにホテルに戻った。

setlist.comより引用
Set 1: Wilson (Conclusion)> Mike's Song > I Am Hydrogen > Weekapaug Groove, Moma Dance, Guyute, You Enjoy Myself, First Tube, Tube(Conclusion)
Set 2: Stash, Seven Below, Lawn Boy, Chalkdust Torture > Slave to the Traffic Light > Chalkdust Torture
Set 3: Jungle Boogie > Auld Lang Syne > Iron Man, Runaway Jim, Simple, Reba, I Didn't Know, Feel Feel Feel My Heat, Run Like An Antelope,
E: Frankenstein

2003年12月30日火曜日

2003/12/30 ステージ左斜後ろの1階



10時頃起きる。また100人に聞きましたを見る。
昨日もらったTシャツを早速着て11時にホテルを出る。

私達のホテルはダウンタウン側なのだけど、サソリさんはビーチのホテルなのでバスでビーチへ向かう。ホテルでバス停を確認したのだけど、ターミナルに行ってみるとよくわからない。

突然大柄の黒人に「ビーチに行くのか?」と聞かれた。「そうだ」と言うと、「こっちだ。走れ」といわれて誘導され、わけもわからずついて行くと、ちょうどターミナルに入ってきたバスを指して「あれに乗ればいいよ」と言う。
なぜか彼も一緒に乗った。

バスの中で話しをすると、北海道に友だちがいて、私達をすぐに日本人だとわかったそうだ。そして、自分もちょうどビーチに行くところだったので親切に教えてくれたのだ。
最初はびっくりしたけど、いい人だったのでよかった。彼は「日本のテレビ番組でとてもおもしろいものがあるんだ。毎日放送している」と言っていた。もしかしたらそれは100人に聞きましたかもしれない。

ビーチ側は建物がみんなパステルカラーをしていてとてもかわいらしい街並だ。ダウンタウン側と全く雰囲気が違う。そんな華やかな通りを少し走ると、サソリさんのホテルが見えたので私達はそこで降りて彼と別れた。

サソリさんのホテルは、大きなフラミンゴが出迎えてくれる味のあるホテルでした。
私はどこを見てるんだ・・・・


サソリさんと無事に会えて、早速ランチに向かう。
ホテルから少し歩いたところにリンカーンロードという華やかな通りがあると言うのでそこに行った。その広い通りは車が入れないようになっていて、両側のほとんどがレストランかカフェだった。ちょっとアメリカらしくない、こじゃれた感じの通りだった。

賑わっている店に入ってみた。旦那はピザ、私はパスタ、サソリさんはオムレツをそれぞれ注文。隣で巨大な黄色い物を食べていて、「まさかあれじゃないよね」なんて言っていたら、やっぱりそれがオムレツだった。パスタとピザも超巨大だった。
反対の隣にオーダーを決めている親子が座っていたのだけど、私達の注文したものが運ばれてきたときに「オゥ!」と目を丸くしていた。「そんなにハングリーなのか」と聞かれたくらいだった。
外人も驚くサイズってほんとうにすごい。インド人じゃなくてアメリカ人(だと思う)もびっくりだ。旦那はそれでもピザをたいらげ、私はパスタを半分残し、サソリさんはオムレツを2/3くらい残した。誰もパンに手をつけられなかった。特にオムレツは強烈なサイズだった。たぶん卵10個使ってると思う。残ったオムレツとパンはテイクアウトにしてもらった。

サソリさん&おそるべしオムレツ。


そして、私達夫婦。


その後、サソリさんは一度ホテルに戻るというので、私達はビーチ周辺の通りをプラプラした。建物の作りは華やかだけど、お店はどこも観光客用のお土産品を売るところばかりで、あまりおもしろい店はなかった。なぜか寿司ブームらしく、何件かおきにSUSHI BARがあった。

サソリさんの滞在するホテルにもこの店が。「赤」色、びみょ~な間違いなんだけど。


ここまできたからと、一応ビーチに行ったんだけど、水着なわけでもないし、ビーチにはまったく日陰もなくてすぐに暑さにやられた。きれいだったけど、パパッと写真だけ撮って戻ってきた。マイアミにきてビーチでくつろがないっていうのも普通でいうと変なんだろうけど、目的はPhishだから、ビーチで体力を消耗している暇はないのだ。

ビーチにて。海辺でジーパンなのって私くらいでした・・・。


結局スーパーが一番楽しかった。むこうの食材って見てるだけで楽しい。巨大なアボカドとか、なぞの調味料とかね。
しかし、うろうろするにも暑すぎてぐったり。適当にデリに入って飲み物を飲んで涼んだ。
後から入ってきた男の人3人組に「PHISHを見に来たのか?」と話しかけられた。
旦那はPHISHのキャップにTシャツ、私もPHISHのTシャツなのでわかりやすいのだ。「日本から来た」と言うと「グレイトヘッズだ」と言っていた。まあ、そうなのかもしれない。彼らはこれからビーチに行くようだった。ビーチに行ってからPHISHを見るなんて信じられない。まったく外人は元気だ。





ふたたびサソリさんと会ってバスでダウンタウンに戻る。サソリさんとはバスの中で別れることにして、私達はホテルのそばで降りて一度ホテルに戻って休憩してからライブに向かった。パーキングロットでTシャツを何枚か買った。

オープニングは♪デデッ、デデッ、ウィ~ルソ~ンッ!!これだけで会場は一体化。背筋ゾクゾク。
旦那の好きなバスタブジンもこの日に聞けた。
後ろからとはいえ、ステージはすぐそこっていう場所。トレイはしょっちゅうペイジを見るので、ちょうどトレイの顔がよく見えた。思わず旦那もシャッターきりまくったけど、結局写真は後ろ姿ばっかりです。 しかし、ジョージクリントンはなぁ・・・。外人ウケはいいみたい。盛り上がってた。
FRFでも、やたらといろんなバンドに飛び入りしていたらしく、そのとき友だちは「ウザいよ」って言ってた。確かに実感って言ったらだめか。好きな方ごめんなさい。悪くはないけど、ちょい長過ぎるってとこがね。








































setlist.comより引用
Set 1: Wilson, Sand > Shafty > NICU, Weigh, Cities, Strange Design, Scent of a Mule, Bathtub Gin > 2001
Set 2: Tube > L.A. Woman > Birds of a Feather > L.A. Woman, Makisupa Policeman > "Booty Ain't Nothing But a Butt" Rap* > Give Up the Funk (Tear the Roof Off the Sucker)* > P. Funk (Wants to Get Funked Up)*, Makisupa Policeman > Touch Me, Down With Disease,
E: Contact, While My Guitar Gently Weeps
*with George Clinton and the P-Funk All-Stars, first time played