テント内の温度が上がってきて、暑くて起きた。
Nくんも車内の暑さで目覚めたそう。
パーキングロットでコーヒーを購入。
目覚めてすぐに、たっぷりと入ったコーヒーが買えるのはありがたい。
昨日と同様、自分たちでサンドイッチを作って朝食。
食後は、またすぐにビール(笑)。
昨日、やろうとしていた工作開始。
「"Free"の"F"は、そりゃ当然"Ph"じゃなくちゃ。」というNくんからの助言。そりゃそうだよね。さすが。
私はそのことに、全然気づかなかった。こんなことでは、まだまだ"Phan"への道は遠い…。
完成させてトイレの水場に設置。
ドキドキしながらその場を離れる。
10:30 パーキングロット散策
3人で、うろうろと何往復もした。
キャンプサイトいる人たちは、手持ちの食料がつきてきたのか、フードのお店はどこも長蛇の列となっていた。
通りを歩く人も昨日とは比べ物にならない混み具合。朝から混雑。
時間はたくさんあるので、丁寧に物色しながらの散策。
今日がパーキングロット初日となるNくんは「まだこの先もあるから、Gorgeでばっかり使ってちゃいけないんだけど…」と言いながらも、あれこれ購入。
私たちも、昨日もいろいろ買ったけれど、歩くたびに新鮮な出会いがあるので、また追加でいくつか購入。
ステッカーを売り歩く彼が着ていたのは新曲「Joy」のTシャツ。Joyといえば、やはり洗剤(笑)。彼からステッカーを買ったら、おまけにグロースティックをくれた。
気温は昨日よりも暑く、何度かビールも買った。
パーキングロットで、私たちに手を振る男が。
それは、昨晩駐車場で会ったやつ。Nくんは、彼を"アラスカ野郎"と名づけた。
そのアラスカ野郎、昨日あんなにフラフラだったし、どうせ覚えていないだろうと思ったら、向こうが覚えていて笑顔で声をかけてきたのだ。意外としっかり者?!
その腕には、なんとプレミアキャンプサイトのリストバンドがついている。どうやってゲットしたのだろう…。
アラスカ野郎は、手にミネラルウォーターを持っていた。
話をしながら、一緒に歩き出した。すると、アラスカ野郎は、1mごとに会う人に話しかける。知り合いなのか初対面なのかもよくわからない。
ふとみると、さっきの飲みかけの水を、ビールと交換していた。
そしてまた1m歩くと、また別の人と話しはじめる。
今度は、ビールがスイカに変わっていた。
スイカを食べ始めながら、歩き出すアラスカ野郎。実は、こいつ、すごいヤツかもしれれない。
次に会った人と話しはじめたときは、私たちも会話に加わってみんなで話しをした。
アラスカ野郎は、さっきの食べかけのスイカをこの人にタバコと交換してもらっていた。
アラスカ野郎のわらしべ長者ぶりに感心しつつ、その人と立ち話をしていたら、もうアラスカ野郎の姿はなかった。またさすらいの旅に出たらしい。たくましき、アラスカ野郎。
Nくんが、「アラスカ野郎の出現は伏線なんだよ。これで、今夜アラスカやったら驚くね。」と言って、3人で、「じゃ、今夜はアラスカ聞けるってことだ。」と笑った。
テントに戻る途中、さきほどの水場に立ち寄ると、箱は空になっていた。ああよかった。1時間ほどでなくなったのだ。
日本から持っていったCDのうち、1/3ほどの量は、直接会って話した人に手渡しで配布したけれど、残りのここに設置した分は、無作為に配布されたということで、なんだかとてもうれしい。
〔ちょっと余談〕
「日本のバンドのCD」だと渡すと、「Jamband?」と必ず聞かれる。「そうだ」というと、「Nice」とか「Cool」と返ってくる。そして笑顔で受け取ってくれる。
次に必ず聞かれるのは、「何て読むの?」
"Dachambo"は造語だから、読み方がわからないということ。というわけで声に出して読む。
手渡しの場合、ただ受けとるだけではなく、興味を持って相手が必ずいくつか質問してくれるのが嬉しい。
配布したのは、わずかな量だけれど、PHISHのShowを見に来ている人がDachamboを聞いてくれるかもしれないのだ。あとはバンドの魅力次第。
数年前にHIGH SIERRAに出演したMELTONEの認知度がとても高くて、話していると、日本のJambandといえば、何度も相手からMELTONEの名前が出た。Gorgeが西海岸寄りということもあるだろう。
〔余談おしまい〕
テントの側まで行くと、どこかで見た車が。あのマークは…
また呼び出されてるJimさんじゃないかー。しかも私が呼んだ場所とほとんど同じ場所。
乗ってきた人も同じ。2日連続で3時間かけてこの場所に来たのか。
そして、他人事なら、私も「こんな場所でキーロックセンター呼んじゃってるよ~。気の毒だねぇ、あっはっは(笑)」とこうして写真に収めてしまうのでした。気の毒なのはJimさん?!
それから、このキャンプサイトのどこかにいるAさんたちと、偶然会えないかなあと、散歩がてら探してみることにした。
で、テントから東へ行き、スタンダードキャンプサイトを円弧に沿って、ぐるっと歩いた。
遠くにステージが見えた。
最終的に、プレミアキャンプサイトの壁にあたる形で、壁沿いにキャンプサイトの中心地へ戻ってきた。ま、この広い土地で、まず偶然には会えるわけがないのだけれど。
(しかも後で聞いたらAさんはプレミアキャンプサイトだったそうで、そりゃなおさら会えないわ。そちらに入るにはリストバンドが必要だった。)
改めて地図で見直したら、けっこうな距離を歩き回っていたのだなあと自分でも驚いた。
大きい地図表示にすると、描画の解説が表示されます。
より大きな地図で The Gorge Amphitheatre を表示
テントに戻って私は昼寝をし、旦那とNくんは、それぞれParking lotを散策したりと、しばらく各自自由に過ごした。
時間感覚がなく、なんだか気づいたら夕方になっていた。
17:30 会場へ向かう
昨日と同じくらいに行けばいいと判断してこの時間に出発。
一緒にいたNくん、半分くらい歩いたところで忘れ物に気づいて引き返す。ショウの終わりにPA前でと約束して別れる。
18:00 ほぼ昨日と同じ時間帯にゲートに到着。
昨日の3倍くらい人が並んでいる。その様子に旦那と驚く。
少し時間がかかって、ようやくゲートを通過。今日もグッズを見たいと思ったけれど、まずショウ見る場所を確保したほうがいいということになり、ステージを目指す。
やはりどうも昨日より混んでいる。
両日ともチケット完売なので、そんなに増えるはずがないのに。
(帰国後に、8/5付で、追加チケット発売のアナウンスがオフィシャルサイトで発表されていたと知った。どおりで増えたわけだ。何枚増えたのかは不明。)
※http://phish.com/news/より抜粋
GORGE AMPHITHEARE TICKET RERELEASE 08.05.09
Phish A very limited number of tickets to Phish's Gorge Amphitheatre shows on August 7th and 8th have been released and are available now via Ticketmaster.com.
芝生部分にもだいぶ人がいる。
迷ったけれど、昨日と同じ場所を確保。
あと1日くらいショウが見られるのなら、レールか後方のどちらかでも見るけれど、2日間だけだと、昨日よかったという実績のある同じ場所を選んでしまう。
旦那はなんと、ビールを我慢。ちょっと財布も寂しくなってきたし。でも私はビールを選んでしまうダメ嫁。それに、質より量をとって今日は500mlのクアーズライトを選択。
旦那がソフトドリンクにするというので見たら1杯$5。プラス$1でスーベニアカップになると書いてある。
私が、「だったらスーベニアにしよう。」と提案。
あとは、昨日おいしかったので今日もまた同じチキンを購入。
しかしこのスーベニアカップ、The Gorge Amphitheatreを管理しているLive Nationのもので、カップにデザインされた写真は「この会場ってどこ?」。Live Nationが、どこでも共通して使っているスーベニアだ。Gorgeとは全然違う会場の写真だった。
もぉ…、スーベニアカップって、持ってるの邪魔なのに。でもなんとなく記念だし、わざわざ買ったので捨てることもないし、邪魔ながら持ち帰ることになった。
ちなみに、会場スタッフはすべてLive Nationのロゴ入りスタッフウェアを着ていて、特にPHISH関連のデザインではなかったです。
落ち着いたところで、少しだけグッズを見に行き、あとはショウスタートまで、のんびり待つ。しかし、どう見ても昨日より多い。
Nectar's発見。
ステージ左手のトイレへ行くと、少し展望台になってるスペースがあった。
パノラマっぽい写真でもとっておこうと、景色を3枚撮影。
つい先日、家でパソコンのソフトを見ていたら、パノラマ加工できるソフトがインストールされていた。自分ではいつ入れたのかさっぱり記憶にないのだが、早速このとき撮影した写真をつないでみた。
これがステージ背面の景色です。
こんな便利なソフトがあるなら、もっとパノラマ前提でステージの写真を撮影してくればよかったなぁ。自分が持ってるソフトも知らないなんて、困ったものです。
今日もまた、日没とともにショウがスタート。
■アルバム |
Joyといえば、やはり洗剤なTシャツ。
返信削除あまりにもあまりなイラスト、
だけどこの写真見て「欲しい!」って思ってしまうところが
まだまだ自分もアホなのかもしれないと安心。
さすがです、細かなところまでのレポ。
Idaho, Nebraska...I don’t know I’ll ask her.
アラスカ野郎のエピソードが面白いねえ。
>MINAWAさん
返信削除やはり洗剤でした。実物はNくんに見せてもらってください(笑)。
実はOcelotのTシャツも、売っているのを見つけました。ロゴパロディではないデザイン。ものすごく迷ったのですが、Ocelotのイラストがあまりにもあまりにもな感じだったので(苦笑)、買わず。写真にも収めなかった。でも、買えばよかったと後悔中。
Joyの数倍アホなTシャツでした。
8に行く人に頼んでおこうかな。
アラスカ野郎、そうとうおもしろかったです。行動を見てるのが。交換するものがつねに、飲みかけ・食べかけなのがおかしい。
今思うと、前日、空けてないビールをくれたのは奇跡です(笑)。翌日会えたのも奇跡。そしてショウも…ね。