2013年12月28日土曜日

2013/12/28 ニューヨーク初日

14:00
定刻どおりニューヨーク、ラガーディア空港に到着。快晴。とても暖かい。
宿に到着連絡をしなければならないので、電話を探す。
電話だと思って近づいたらメトロカード販売機だった。それも必要だったのでちょうどよかった。新規で7日間用のカードを2枚購入。ここの販売機は支払い方法で現金が選択できず、クレカのみだった。新規カード$1+$30。
地下鉄もバスも1回$2.50なのだけれど、金額的には滞在中でトントンかなってとこだけど、これがあれば基本的には乗り放題なのでやはり1weekで作ってしまうのがラクかな。
アパートに電話をしたら日本人スタッフがでて、着いたらまた電話してと言われた。
電話は50セントだった。コインを投入すると「あと10セント 」という風に、不足金額がアナウンスされる。話している途中で残金が少なくなると「追加で○セント入れないともうすぐ切れる」みたいなアナウンスが会話している最中に流れてくる。

市営バスM60に乗る。早速メトロカードを使うのだが、投入の仕方がわからない。苦戦していたら運転手さんが見かねて教えてくれた。
地下鉄のようにスリットにスライドさせるのではなく、下に向かって空いている穴に差し込むような。うまく説明できない。日本の電車の改札にある、切符投入口に似てる。でもメトロカードは裏表と投入する向きが決まっているのでちょっとややこしかった。



途中地下鉄に乗り換えがあり、どこで降りるかわかるのか心配だったけれど、ほとんどの乗客が同じルートで、大きな荷物をかかえた客のほとんどがここで降りたのですぐにわかった。鉄道の高架のすぐわきのバス停だったし。

バスは2台をつなげたような大きなバスだった。

ホームに立って待っていると電車もすぐにやってきた。


15:30
ユニオンスクエア駅に到着。



青空。ダウンジャケットだと暑いくらいに暖かい。


3分ほど歩くと、アパートに到着。このアパートかなり古くてエレベーターがない。でも部屋は最上階の5階だったので、荷物をかかえて階段をあがる。この螺旋状の階段、螺旋の内側に向かって凄まじく傾いている。




建物全体が絶妙なバランスで保たれている気がする。
怖くて下がった方には絶対乗らないように気を付けて登った。あまりにも傾いているので、上り下りをしているだけで船酔いのようにクラクラする。

廊下や階段などの古く汚い共有スペースのわりには、部屋はまあまあだった。

ついてきたバスタオルは、家庭の洗濯機で洗ったような、すっかり年季の入ったもの。ないよりマシレベル。
立地と安さは申し分なく最高だし、部屋は暖房がしっかりきいていることと、寝られてシャワーが使えるだけで全く問題ない。我々の目的には必要十分だった。
でも、もしも観光でニューヨークにくるなら、もうちょっとホテルも選んだ方がよいかも。
といっても、私が調べていたかぎりでは、年末年始は、マンハッタンのホテルがだいたい1泊1人$350くらいからだったので、年越しを過ごすとなると、宿泊代だけでとんでもない金額になることは間違いない。

私に28日と29日のチケットを譲ってくれるIが借りたアパートが1stと半ブロックしか離れていないという奇跡的なことが起こり、ひとまずViberで連絡してみた。
「お土産を持ってきたから、もしまだ宿にいるなら届けるよ」と書いたら、「もう少ししたら出かけるけど、すぐなら大丈夫」と返事がきたのですぐ向かった。
徒歩2分かからず到着。外からViberで電話したら、部屋番号を言って、上がっておいでと言ってるのはわかるのだが、肝心の部屋番号が聞き取れない。結局降りてきてくれた。

会った瞬間から、心から歓迎してくれていてとても嬉しい。
洋服や顔にたくさん寿司のシールが貼ってある。それは、私がクリスマスカードに同封してIにプレゼントしたものだった。
寿司にめっちゃアガってくれてるし、こうしてショウに持ってきて楽しんでくれていて、私も送ってよかったなーと思うとともに、この人本当にいい奴だなーと思った。

私たちにも寿司シールを貼ってくれた。
寿司シールを見ながら、ひとつひとつ「これは何?」と聞かれるので説明した。ウニはアメリカでもウニ。
どうしても説明できなかったのがしゃこ。海老に似ているとかそんなのしか言えなかった。

彼らのアパートはそうしてドアホンもあるし、エレベーターもあるし、部屋もきれいで広かった。高そう。

しかも何故か壁にレコードのジャケが飾ってある。
Iに聞くと、ネットで探した部屋だけどオーナーが音楽好きということでしかも趣味も近かったそう。



 




Iと妹、それぞれカップルで4人で来たということで、4人で私たちを歓迎してくれた。鯉の滝登りの手ぬぐいをプレゼントしたらとても喜んでくれた。
IはNYEがPhishのショウ200回目という生粋のファンで、手作りクッキーもとても喜んでくれた。
妹にも麻模様のミニ風呂敷とヘアゴムをあげたんたけど、一番喜んでくれたのは、100均アイテムで手作りしたフィッシュマンドーナツ生地のくるみボタンをつけたヘアゴムだった。
そして彼から、29日と30日のチケットを受け取った。最高の出会いだ。信じてよかった。
「これから食事に行くけど一緒にどうか」と誘ってくれたのだが、早めに会場にも行きたかったのでライブ後に飲みに行く事にした。
妹とIの彼女が私に、彼女たちとお揃いのLEDライトの飾りをプレゼントしてくれた。こういうのがとても嬉しい。
偶然にも、今日はお互いGA Westを持っていたので会場で会おうといって我々は一旦宿に戻った。
※プレゼント類はこちら

17:00
支度をしてMSGに向かった。
エンパイアステートビルはクリスマスカラー。


地下鉄で3つ目の駅なのですぐ着いた。
Macysのすぐ脇の出口から出たら、地上は人でごった返していた。
人をかき分けてMSGに到着。人生初MSG!
このモニターにPhishが表示されるのを待つのだが、なかなか撮れなくて、結局最終日までチャレンジしたけど撮れなかった。




階段を登り荷物チェックとボディチェックを通ると物販があった。空いていたし、品揃えもいいうちにある程度買うことにした。


上へとエスカレーターを上がり、チケットゲートを通過しようとバーコードを読み取った途端エラー音。えぇ?!オフィシャルチケットだから、そんなわけないだろうと思ったら、係員がチケットを確認して、「GAゲートは別の場所」だと説明された。
一度外へ出てぐるりと回るように言われた。

元来たところから外へでて、建物を半周回ったら入場の列ができていた。
GAはリストバンドが付くので、チケットはすぐに仕舞えてラク。
わりと時間が早かったのか中は空いていた。どこで見るか旦那と相談。今のところ、かなり前の方に行けそうだったので、トイレに行きたくならないよう、ショウの途中でビールを買うことは諦めて、Trey正面のなるべく前寄りをキープして移動しないようにしようと決めた。
 
 
まだこの時間は席をとっておくことができるので、上着を置いて場所を確保。
で、ずっとビールが飲みたかったわけで、2人でビールを買いに行こうとした通路の途中で満面の笑みでステージ写真を撮っている最中のAさんに遭遇。声をかけたらものすごく驚いていて面白かった。
Aさんのあんな笑顔見たの初めてだと旦那と話した(笑)
初めましてのNさんともご挨拶。


ロビーの壁に掲示してあった、のかな?旦那が撮影。


ファンがこうして曲のリクエストボードを作ってくるのが最近流行っているのだけれど、このTreyにファンは大ウケで、いろんな人が彼とボードの写真を撮っていた。


4,5人右手寄りにI達の姿も見えた。声をかけると、仲間内でセットリスト当てやってるから参加しなよと誘われた。旦那と私2人まとめで参加することにした。オープナーとアンコールのクローザー1曲ずつ、その他に7曲。
ショウのスタート前までにメールしておいてと言われた。

ショウが始まり全員立ち上がると、スペースが詰まるので全体的に前寄りに動く。気づけばレールから6,7列目だった。肉眼でトレイのギターネックが見えるレベル。今まで(といっても過去9回だけど)Phishを見た中で1番近い場所。


ショウの感想はこちら

セットブレイクでは旦那と交代で場所をキープしながらトイレと飲み物。2人いるとこういうのはラク。1人でもご近所と仲良くして顔なじみになっておけば、場所を確保してくれたり、荷物をみていてくれたりする。
フロアはすでにゴミとこぼれた酒でビショビショ。私たちは買ったグッズや着ていた上着を布のエコバッグに入れ、それを物販でもらったビニールに入れておいた。ビニールがあってよかったと本当に思った。最初に沢山グッズを買ってしまったので、かなり荷物があったのだった。まあおかげでビニールもゲットできたのだけど。
ちょっとGAの床の汚れ具合をなめてた。
アメリカ人は大概白いゴミ袋を持参して、その中に上着など荷物をまとめていた。
そういうものがないと床に荷物を置けない。上着も脱げない。
ショウが始まると足元真っ暗なので酒持って移動する人に、下に置いた荷物を蹴られたり踏まれたりする。そして床がそもそもどこも濡れてる。飲みかけの酒がこぼれたり、空のカップも普通に床に捨てるし。
向こうの認識はフロア=ゴミ箱だからね。どうせ最後にまとめて片付けるからといえばそうだけど、日本だとライブハウスでもこうはならないから感覚の違い。


そういえば、会場で何か食べるつもりだったのだけど、GAにはフードスタンドがなかった。

ショウの後はI達と合流してBARを2つはしご。



現地に着いて何も食べないまま夜中2:00頃になり、彼らと別れてスタンドで食事を買って帰宅。
どっちも似たような味で、どっちもすさまじく辛かった。



日本出発から30時間以上経過してようやくベッドで寝られた。


2 件のコメント:

  1. ようやくここまで読みました。チケット取得、宿取得、ワイファイ関連、交通関連と情報量のとても多い旅日記、楽しい。
    出発前夜、イッちゃんは「いくらかかってるかなんてオレ、知らないよ」って言ってましたがココ読めば全部わかりますね。

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    1. Mongoさん
      長い長い文章を読んでいただいてありがとうございます。お金関連の記憶も薄れてしまうので、今回はその都度メモっておいて、一気にアップしました。いくらかかってるかは、あえて見ないようにしてきた項目なので、赤裸々に書きつつも、私も知らないです(笑)宿代が安くあがったので、高い航空券と相殺しても、他の方と出費はそんなに差がないんじゃないかと。

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