2014年12月31日水曜日

2014/12/31 Miami3日目(パーキングロットとポスター争奪①)

夜中にだいぶ雨の音が聞こえた。朝には晴れていた。


今朝もまずはコーヒーを求めて歩く。
事前に調べてきたコーヒーショップeternity coffeeに行ってみたらちょうどオープンしていた。


このお店は食事はないので、コーヒーのみオーダー。
ブラックコーヒーが飲みたいけれど、視覚的には、カプチーノを見てみたいなあと思い、カプチーノ。なぜか全員カプチーノをオーダー。




おしゃれな店内。常連さんが数人お店の人と立ち話をしていた。
でもきっと年末だから空いているんだろうと思う。普段は仕事の前にコーヒーを買いによる人が多いんじゃないかなぁ。

巨大な美しいロースター。


手際よくいれてくれたカプチーノ。一瞬で飲み終えてしまったけれど(笑)。


滞在中にまた来たい。


お隣はお寿司屋。なぜかOKINAWA。


職業柄、Oは建築現場を通りかかると夢中になって見ていた。
「アメリカの現場で働きたい」と言ってた。「アメリカで働けば仕事もあるし、Phishも行けるし一石二鳥だよねー」と話す。


こっちも寿司だけど、アジア系混在しすぎ。何かが間違ってる。


布屋と婦人用日常着の店をわりとみかける。






ホテルにあったフライヤーいろいろ。


朝食兼昼食は、ベイサイドモールのフードコートに行くことにした。

近いので、AAAの周りを一周まわってみた。




この日は曇天。


で、またこの絵が出るまで待って写真。日差しが邪魔でうまくとれない。
これ見るとついね、撮ってしまうんだよね。


会場周辺の高層ホテルかマンション?! この写真の一番右の建物あたりが、おそらく前回泊まったホテルがあった場所。その建物はもうない。


ちょっとした発見もあるので、会場の周辺は歩いてみたほうがいい。

裏手にはこんなものも。




後ろの上のところ、パイナップルになってる。


この線路は前からあったと思うんだけど、何に使われているのか謎。




ベイサイドマーケットの1階には、いかにも、な、お土産店が軒を連ねている。

おもちゃ屋。赤いあひるが気になる。



11年前は、このフードコートばっかり来ていた。全然変わっていない。少しにぎわいがなくなった気もする。一部店舗は改装中。


各自気に入った店で購入して集合。


私はシーフードにしたのだけれど、値段を見ないで適当に3つ選んで、ビールもつけたら$21で、ものすごくびっくりした。しょーがない。何がそんなに高かったのだろう。パエリアと焼きサーモンと生野菜のサラダなのに。




ステーキのお店。肉がだんだん焼けてくるのが見えるようになっている。




外はカモメだらけ。
食べ物を持ったまま何も警戒せずにフラッと外にでたAGは、カモメの大群に襲撃されていた(笑)。ヒッチコックの映画のようだった。





食後、まだ13:00くらいだったけれど、パーキングロットの様子を見に立ち寄った。
いくつかのタープが立っていたけれど、まだまったく何もしていない状態だった。


一旦ホテルに戻ることにした。私が提案して、せっかくだからメトロムーバ―に乗って戻ることにした。
歩いてもたいした距離じゃないし、むしろムーバ―の駅からだとホテルはちょっと遠くなるくらいなんだけど、無料だし、今後も使う予定があるし、とりあえず試しておく。


これ、前回来た時にも思ったんだけど、モノレールなんだけど、駅に柵がまったくない。
線路上に出て高架から飛び降りる人とかいないのかなぁなんて物騒なことを思ってしまうのは、日本で自殺が多いからかな…。
ちょっとひやっとするくらいに無防備な駅。



この乗り物は自動運転のため運転手はいない。空港内で、ターミナル間の輸送に使われているのと同じ乗り物らしい(参考)。わりと頻繁に運行されているので、5分もホームで待っていれば乗れる。




11年前、この駅怖かったなあという思い出の駅でまた下車。以前ほどではないけれど、相変わらずあまり雰囲気はよくないな…。


一旦ホテルへ。

今回は、自作のアイテムをパーキングロットで販売をするということに挑戦。
日本でのこじんまりしたフェスでちょっと販売してみたところ、わりに好評だったので、気をよくしたのと、自分が気に入って作ったものを、アメリカのファンももし気に入ってくれたら、それは純粋に嬉しいので、これをきっかけとしてファンと交流を持てるといいなという期待も持ちつつ。
くるみボタンの材料を使って、安全ピンのバッジ、マグネット、ヘアゴムを作った。

渡米前にFacebook内にあるTHE PHISH LOTというグループへ事前に写真を投稿し、マイアミで販売すると書いてきた。いくつか好意的なコメントももらって、嬉しかった。

こんな感じで準備。
私は、$5for2と書いてあるけど、現場で見たら一般的なのは2for$5の表記だった。
書く前にいくつかのサイトで調べたのだけれど、たまたま参考にしたところがよくなかったみたい。


いろいろ考えた結果、コルクボードにホッチキスの芯で刺してあるのだけど、実際に使ったらマグネットが重みで何度も落下、失敗したと後で思った。
これ、直前までどう作るか考えてたんだけど、サンプルはサンプルと割り切って、適当なボードにボンドでくっつけてしまうか、マスキングテープなどで固定してしまえばよかったなあと。

昨日の夜飲みながら話していて、ポスターの購入をどうしようかという話題になった。
Phishのオフィシャルアカウントが、Facebookにポスターの写真をアップしていたので、デザインは確認していた。

私が「2種類買うか迷う」と言ったらAさんが、「え、3種類だよ、片方は色違いがあるから」と言う。

Facebookを改めてチェック。言われた写真を横にスライドすると、わーほんとだ、別の色が出てきた…。
この、同じデザインで色違いってどーなのよ…。

今回の2種類はどちらも4daysのポスターで日替わりではないから1回購入できれば、毎日並ぶ必要はない。
旦那と私は「この色違いは、どっちかでいいんじゃないの?」と相談。
横からAさんが「マイアミまで来てるんですよ~。そこは迷わず3種類コンプリートでしょう~(ニヤリ)。」とそそのかして?!きた(笑)。
そして、そそのかされた我々は、「じゃあ、思い切って3種類買うか~」ってことになったのだった。

15:00頃着いた。まだロットは閑散としていた。
もうしばらくみんなでロットを散策してから、私はここに残って販売をして、男性陣3人は、ポスターの列に並ぶということで決定。

今日はNYEだし、ちょっとくらい派手でもいいかーってのと、物販歩き売りするのに、少しでもインパクトがあった方がいいかなと、42歳なのにツインテールですよ。
Facebookでは冷笑されていたのだけれど、いいんです、これはこれで(笑)。さすがに日本だったらやらない。


友達と立ち話をしていたところで、声をかけてきた男性が。
彼はチケット売買の経緯のときにFacebookでリクエストを送ってくれた人だった。私だと気づいて声をかけてくれた。お互いにびっくり。
日本にも来たことがあって、メッセージでもかなり詳しく会話をやり取りしていたので、私も印象に残っていた人だった。
声をかけてくれて嬉しかった。品物も買ってくれた。
この1回しか会えなかったから偶然ってすごい。


とりあえず、ビール。このMAGIC HATは昨日HOOTERSでも飲んだ。


栓抜きを持っていないので、いつもお店の人に栓を開けてもらうのだけれど、みーんなBIGのライターの後ろを使ってポコッと器用に栓を抜く。ロットにいる人にとってはそれが常識。
でもやってみると難しくて私はできない。

ピンボケ。これ迷って買わなかったんだけど、買えばよかったなと少し思う。いかにもロットっていうこういうデザインのTシャツは少なくなった。


まだオープン前。


16:00頃ゲートに行ってみた。もうこのタイミングになると、このモニターは、ずーっとPhish関連の映像が流れている。いつ撮ってもPhishの何かが映る(笑)


まだ数人しかゲート前にいなかった。これなら確実にポスターゲットだろう。旦那たち3人は、このままポスターの購入のために列に並ぶことになった。

私は一人でロットに戻る。
お店を構えているわけではないので、自分から声をかけないことには誰も見向きもしない。
気合をいれるのにまたビールを飲む。
実際にやってみると、かなり緊張する。

ロットにいる人たちは、物を買うというよりは、お酒を飲んだり、友達と談笑したりがほとんど。
数人で立ち話をしている人に、声をかける。
矢継ぎ早に自分で作ったアイテムだというのと、日本からPhishを見るために来たんだというのを伝えると、たいていの人は、わりとちゃんと話を聞いてくれるし品物も見てくれる。

優しい人が多くて、作ったものを具体的に結構褒めてもらえる。ちゃんと向き合って話してくれる。
なんというか、日本人みたいな、困っちゃったなっていう苦笑をしたり、ずずずっと下がりながら逃げるような人はいない。

この話している時に、相手が買ってくれそうかどうかの雰囲気はわかる。買わない人には、「見てくれてありがとう。今夜楽しみましょう」とお礼を言って、適当にタイミングをみて下がる。しつこくしない方がいい。
「買わないけど、素敵よ」とか、「いまお財布持ってないから、また明日逢えたら買うね」とか言って別れる人も多い(笑)。

興味を示してくれる人は、必ず値段を聞いてくるのと、マグネットなのかバッチなのか、背面がどうなってるのか気にしたり、ヘアゴムも手にとって見てくれる。
そういう人には、「これは全部消しゴムでできたスタンプで、私がスタンプを手で掘って作り、それを一つずつ布に押して、その布をこういうアイテムに加工したのだ」というところまで説明する。
そこまでするとほぼ買ってくれる。
でも「2個で5ドル」だと言っても、気に入ったのが1個なら1つだけ買うし、3つ気に入れば3つ買う。なんというかアメリカ人らしいなと思ったところ。

品物を買ってくれた後に、「今からコーヒーを買うから、飲むならごちそうするよ」と言って、コーヒーをごちそうしてくれた人もいた。

4,5人の男女のグループに声をかけたのだが、全員が興味をあまり示さない中で、静かに見てる男性が一人いた。
これは全員買わないなと判断し、その場を離れてしばらく歩いた後、その静かに見ていた男性が私を追いかけてきて声をかけられた。そして、Round RoomとLawn Boyのマグネットを買ってくれた。このあたりの商品を買ってくれると、ものすごーく嬉しい。
そもそもこれがジャケットデザインの一部だと気づかないファンが圧倒的に多い。

物静かな男性だったけれど、買ったときにニッコリと笑ってくれた。ほんと嬉しかった。

お客さんが一番反応するのはドレスのドーナツ柄のヘアゴム。

1時間ほどうろうろしながら、せっせとこうして話しかけてだいぶ慣れた。

ロットに戻ると、昨夜遅くに到着したので会えていなかったNちゃんともようやく会えた。
少し立ち話をして別れる。


AAAの壁面にうっすらと、ドーナツ柄とロゴがライトアップ。これ、昨夜もされていたのをインスタか何かで見かけたのだけれど、合成かと思っていた。
夜だけの演出。気分も盛り上がってきた。


謎のドリンクを売っていた派手なお姉さん。カラフルな飲み物。なんだろう。


日が落ちたころ、突然の土砂降り。マジかーってくらい、しっかり降った。
わかりづらいけど土砂降り中の写真。


Loving cupのコーヒー店の軒の下に逃げ込んだ。



隣の人と話していて仲良くなった。
コーヒー屋だと思っていたら、隣の人がここでもビールが買えると教えてくれたので、私もビールを買った。まったく、いろんな種類のビールがあるものだ。


雨が止んだ。すっかり暗くなった。
私はiPhoneのライトを使いながら、また売り歩く。この日だけで約$60くらい売れた。
パーキングロットにだいぶ店も人も増えてきた。






トイレに行った後に時計を見ると19:00を少し過ぎたところだった。
19:00がゲートオープンだったので、男性陣は今頃ポスターを手にしていることだろう。
Oに、「ポスター購入できた?」とLINEで連絡。「買えなかった」という返信が。
あの位置に並んでいて買えなかった?!どういうこと????

いろいろ疑問が浮かぶが、LINEでやりとりするより直接話した方が早いので、「私も一度ホテルに物販を置いてから会場に入る」と送って、ホテルに戻ることにした。


パーキングロットは歩道まで人であふれかえっていた。


NYE2015というのとロゴを一緒に撮りたかったのだけれど、明るさが調整できずにこんな仕上がり。








写真を撮ったりしていたら、気づけば19:30を回っていた。あせってホテルに戻り、物販を置いて、荷物をコンパクトにして再度会場へ向かった。

魚ロゴはなくなってドーナツだけ。


動く。


時間は20:00。入場ゲートに着くと、思った以上に列が長くなっていた。男女で列が違う。女性の方が絶対数が少ないからか早く動いている。



ああ、オープニング間に合わないかも。
今夜は12月31日で、このショウの間に新年になるのだが、全くそんな気がしない。ショウの初日がNYEって、ショウは楽しみなことはかわりないけど、これから新年だ―という方のワクワク感は非常に薄い。

会場に入り、チラっと物販を見ながら、座席のあるゲートを目指す。














どこのビールも長蛇の列だったので、とりあえずゲートに一番近かったところに並ぶことにした。


並んでいたら偶然旦那が通りかかった。


みんな飲まず食わずで16:00過ぎからポスターの列に並んでいたから、空腹だしビールも飲みたかったしで、ようやくありつけたってとこの写真。


席で合流ということで、そのままビールの列に並んでいたら、会場内からファンの「うぉー」という歓声が聞こえてきた。
あー、メンバー登場しちゃった…。でもビールもあと7,8人で買えそうだし、オープニングはこのまま並んで聞くことした。
Sample in a jarのイントロ。なるほど、この曲からスタートか。AGの記念すべき1曲目。


ようやく順番がきた。Blue moonを選ぶと、フルーツをつけるか聞かれる。私はいらないと断った。
生ビールでたしか1杯$10だったと思う。


一応Sample in a jarが終わる前には席にたどりついた。
さて、ショウの初日スタート。



で、どうしてポスターが買えなかったのか。

まず、ほとんど人がいない段階から、指定されたところに並んでいた。前から3人目くらいにはいたはず。
しかし、スタッフ側が、予告なく、それを突然男女に分け始めた。それで、元いた位置よりもけっこう後ろになった。
その後の列の管理もわりとグダグダ。
そんな状態のままでゲートオープンしたので、セキュリティチェックにかなり時間がかかって全然進まない。それなのに後から来た人がすいすいと隣のレーンを通過していたり。

ようやく物販の前にたどり着いた時には、すでに黒山の人だかり。
しかも前の奴は、ポスターだけでなく、その場で他のグッズまで買う始末。しかもカード払い。
で、気づくと本日の販売分終了…。
ということだったらしい。

旦那撮影。


運営側のオーディエンス管理に対する不備があまりにもひどくて、早くから並んでいたファンは怒りまくり、物販前で軽く暴動が起きかけてみたいなピリピリした状態だったらしい。

後で聞くと、実は上の階のフロアにあった物販にもポスターがあったので、後から来た人でも最初から上の物販を目指した人はポスターが買えていたりしたらしい。

私はその場にいなかったので、3人からの伝聞だから全部「~らしい」という表現になってしまうが、途中土砂降りにあって濡れながら2時間半並び続けた結果買えなかったという、かなりショックを受けた状態の3人に、あれこれしつこく聞くのも気の毒で、この程度の様子しかわからず。

そんな3人もショウが終わった後にはすっかり元気になっていた。

6 件のコメント:

  1. ポスター、争奪、、、なんだかやだよね。

    ヴェガスの時も物販は3カ所あったのですが、全然わからなかった。
    ハロウィンとかニューイヤーズイブとかは、もう少し増版してほしいものです。ebayとかで高くなってるのをみると余計そう思う。

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    1. たけさん
      ほんとだよねー。たけさんのブログを読んだときにも、ほんと各会場ごとにルールが違うし、あの争奪の感じイヤよね。
      どんな方法なら納得するのかと言われると困っちゃうけど、数時間も並んだのに買えないなんてならないようにしてほしい。ポスターだけ物販わければいいのにね。
      定価で人に譲るならまだしも、高値で転売はやめてほしいね。

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  2. つっこみどころが多すぎますので
    まずはマニア向けなツインテール、、、いやあ、かわいいですよ、ねえ?
    Aさんのポスター購入そそのかしのセリフ、、、悪魔のようだわ。

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    1. MINAWAさん
      何度でもあちこちつっこんでください。1日の中でいろんなことが起こるのです(笑)
      といっても、もうツインテールは触れなくていいですよ…(汗)。
      AさんのAはあくまのAだと思うわー。言ってる場面が音声付でくっきりと脳内再生できるでしょ(笑)

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  3. コーヒーは日常のことだけど
    旅に「ちゃんとしたコーヒー屋」を加えると
    さらに充実しますね。
    自分も長いことテキトーにそこにある店で飲むぐらいだったけど
    昨年の旅からはしっかりと下調べしておいて
    店を探すようになったら
    コーヒーの味も、店のロゴデザイン、店構え
    いろいろと楽しみが増えました。
    マイアミに行く機会がきたら
    この旅レポを参考にしようかな。

    AAAの外壁?この大きなPHISHのロゴとか
    コンサート告知の画面、こういうのは記録しておかないとね。
    昔々にMSGに行った時なんかにも撮影したなあ。
    電光表示だと賑やかだけど次々に切り替わっちゃうから難しいけどね。
    会場の看板とか表示とかは
    なにかと大事なところですよね。

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    1. 今回の旅で、カフェを調べて行こうと思ったきっかけはMINAWAさんの旅レポートを読んだからです。どの州でも行くのがスタバじゃもったいないなと。
      コーヒー屋さんというのは、本当に店構えやロゴがオシャレで、見ていて楽しいし、コーヒーも大好きなので、今回真似してみて、これはやってよかったなあと思いました。
      マイアミも調べてみたらカフェが多かったです。年末じゃなければ、もっと開いている店があったかもしれない。ぜひ何かの機会にマイアミにも行ってみてください(笑)

      会場の外とか中の写真って、数年後に見ると記録してよかったと感じますね。
      毎日見ていると慣れてしまってだんだん撮影しなくなってしまうけれど、初日なのでけっこう撮ってますね。
      会場前の建物をショウの4日間赤くライトアップしているのも、街が協力的だなあと思いました。
      電光表示を撮るのは難しいですね(笑)MSGではPhish狙って待っていたのだけれど、結局失敗して撮り損ねました。

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