2015年1月1日木曜日

2015/01/01 Miami4日目(ウィンウッド地区とポスター争奪②)

今朝はAGは部屋で寝ているというので3人で朝食へ。

途中に回転寿司屋を発見。寿司屋はわりと見かけるけど回転寿司は珍しい。



今日はillyの看板が出ているFreshko Gourmetというカフェ。このクロワッサンがシンプルなのに味がものすごく美味しくて朝から幸せな気分になった。
コーヒーもたっぷり量があって満足。



旦那は卵とトースト。


カフェからNちゃんに連絡。私に別の旅のお土産があるからと昨日連絡をもらっていたので、「今わりとホテルの近くにいて朝食を食べているよ」と連絡した。
うまくタイミングがあったので、食後そのままNちゃんのホテルへ寄り、1階で待ち合わせ。



TくんAさんも一緒に出てきてくれたので、大人数だけど、そのまま立ち話で昨夜のショウの反省会。
Nちゃんからお土産をいただき、Aさんからもアルファレッタの友達から預かってきてくれたお土産をいただく。ありがとう。
また夜に会場で~と解散。



今日は私の希望で、ストリートアートがたくさんあるらしい北方面の地区へ散策してみることになった。

そちらの方面にもバスは出ているのだが、最寄りのバス停からわりと遠く、車がないとアクセスしづらい地区だった。

いざとなれば、流しのタクシーでも拾うことにして、とりあえずメトロムーバ―で終点まで行くことにした。終点はその地区の南の方に着く。






Tシャツかぶり。


途中、後日行く予定にしているデザインアートセンターが見えた。立派な建物。

終点のスクール・ボードメトロムーバ―駅に到着。
人気のない閑散とした地区。

「ここからどう行くの?どのくらい?」と3人に聞かれる。
私もイマイチ目的地がどういう状態なのかわからないけれど、とにかく町中にストリートアートが溢れているらしい場所で、WYNWOOD WALLSというところを目指せばたぶん着きそうだったので、Googlemapsでここからの徒歩ルートを検索。

うわ、徒歩20分って出てる…。遠いな…。
それは黙っておくことにした。

「そんなに遠くないから、歩いて行けそうだよ」とだけ行っておく。

この辺一帯は道路が格子状なっており、基本的にはどのルートからでも行けるので、雰囲気を見つつ適当に歩くことにした。

歩き始めると、見かける壁にはたいてい絵が描かれていた。
4人で「すげー」と興奮。
それぞれ思い思いにシャッターを切る。





どこもかしこも絵なので、足を止めてばかりで全然前に進まない。




1月1日の昼間ということもあるのか、周囲には全然人がいないのだけれど、たまに見かけるといかにもヤバそうな雰囲気を醸し出している人がしゃがんでだべっていて、そちらには絶対に近づかないように気を付けながら進む。





この日は気温が高くて暑い。




壁にいたキャラクター、ここにいた。




途中でガソリンスタンドを見つけたので、その売店で水を買った。
売店のレジは頑丈な檻で囲われていて、店員とは檻の下に小さく開いている窓で現金をやり取りする。
やはりこの地区は強盗の恐れもある治安の悪い物騒な地区なんだと実感。
4人で来たからふらふらと気軽に楽しんだけれど、ここは1人なら立ち入らない方がよい地域だと思う。

結局20分どころか1時間近くかけて目的地周辺に来た。
このあたりになると、急激に絵のレベルが上がっていて、入り口付近で見たものとは全然違う。プロのアーティストによるものだろうと思う。
ああ、このエリア一体が観光地としてのメインの地区なんだと感じた。







私が来たかったPanther Coffeeに着いた。
さっき飲み物を買ったばかりだし、みんな今このタイミングではコーヒーはいらないというので、引き続きしばらく散策することになった。









コーヒー店を過ぎたところから一気に観光客が増えた。大勢の人がカメラを構えて通りを行き交っている。
その中にWYNWOOD WALLSと書かれた門を発見。ここが目的地。

ああ、一応何か建物というか区切られた敷地になっているのか。ガイドブックだとそれがよくわからなかった。
中に入ると、またさらにクオリティの高い絵がいっぱい。
壁が高く巨大な絵。圧巻でした。感動して見入る。






写真を撮り忘れているけれど、ここの敷地内の絵は、絵の隣にアーティスト名のプレートが付いていた。

入り口から見るよりも中はずっと広くて、たくさんの絵があった。
一部は柵がしてあって、観光客と絵の距離をとっているものもあった。

なぜかAIKO。










ライトがついているから、暗くなったらライトアップされるのかな。








壁面のコンクリートを削って描かれている。


さらに奥は芝生が敷かれて公園のようになっている区画もあったり。








ぐるりとひとまわりすると、入ったところとは別に建物の中に出口らしき通路があったのでそちらへ向かう。

建物に入った途端、4人で「あーっ、ここ!」と騒然。
緑の壁面に一面の扇風機。


そこは、MIKE GORDONがInstagramとTwiterで昨日写真をアップしていた場所だった。
MIKEもここに来たんだ!うわー、すごい。




その投稿された写真をスマホで確認してまた盛り上がる。
もちろん、MIKEと同じアングルで撮ろうということになり、かわるがわる大撮影大会。

しかし、ここは通路になっているので、1枚撮っては、「どうぞどうぞ」と人に譲り、他の人が記念撮影しているときにはちょっとよけて待機したり。
何枚かやってみて、ようやく4人それぞれ納得のショットが撮れて満足。



すぐ隣の扇風機は羽が回っているので、あんまり近づくと髪の毛が吸い込まれてもっていかれる。だからちょっと遠くに立ってる。




すばらしいアートをたくさんみたのに、盛り上がりのピークは扇風機となりましたw


まあ、この建物を出てからも、やはりこのあたりのメイン地区は、どっちを見ても素晴らしいアートが多く、時間をかけて見てまわった。




なぜか靴会社の看板が多かった。







このモノクロの建物かっこよかった。












「Treyに似てるな」と旦那。たしかに雰囲気あるw






そうこうするうちにパラパラと雨が降ってきた。
小雨だったので、そのまま歩いていたのだけれど、そのうちわりとしっかりした雨になってしまい、慌てて小さな軒の下に逃げ込んだ。
その一瞬はしっかり降ったのだけれど、短時間で空が明るくなってきたのでコーヒー店に戻った。

さっき通ったときにはとても空いていたのに、今は外までコーヒーを買うための列ができていた。
雨が降ったので外の席は椅子がぬれていて空いている。


私以外の3人は、並ぶのが面倒だしコーヒーは今いらないから待っていると言うので一人で並んだ。

列の人数の割には進みが遅い。ようやく店内に入ると、豆はレジから少し離れた棚ににあるのが見えた。
後ろの人に「豆を見てくるからこの場所をキープしてほしい」とお願いして、急いで豆を見る。豆の名前を見ても味はよくわからないので、適当に2種類手にとり、また列に戻った。
自分の順番が回ってくるまで20分近く待ったかもしれない。


前の人が残り2人ほどになるとレジの脇の下に冷蔵庫があるのが見えた。中にビールらしきものがあったので、待っていてくれた3人に買っていくことにした。アメリカのビールじゃないらしい。ジャケ買いで、ラベルの雰囲気でパパッと3本選び、それに本日のブレンドコーヒーだったかな?を選んで、先ほどのと豆と合わせてお会計。

はぁ、ようやく開放されたといった気分。

ちなみに、店内ではパックされていない豆も販売していて、中に入ったら反対にあったレジは豆のみ購入の専用になっていて、オーダーに合わせて焙煎をしてくれているような感じだった。

外はすっかり晴れていた。
3人が、雨でぬれていたベンチをなんとかしてくれてあり、私もそこに腰掛けた。
私にはコーヒーがちょうどよかったし、3人にはビールがちょうどよかったようで、買うまでにずいぶん待ったとはいえ、ずっと歩き回っていたので、ここでようやく座って休憩もできてよかった。






車のことはよくわからないけど、近未来的なスポーツカー?が駐車してあり、観光客がかわるがわる写真を撮っていた。BMWってこんなんでしたっけ?!
アメリカの人ってわりとずうずうしくて、こうして駐車してある車に平気でべたべた触るし、肘や手をかけて、まるで自分の車のようにポーズをとって写真を撮る人が多かったw


ホテルに戻るには、もしもうまくバスに乗れれば、ホテルのすぐ近くまで帰れるはずなので、路線バスが走っている通りへ出ることにした。



そこまでの道のりでもまだまだたくさんの絵を見ることができた。












いつまで見ても飽きないし、いくら時間があっても足りないなここは。とても楽しい場所だった。
4人とも、ここは来てよかったと大満足。






大通りを歩いているとバスが走ってきた。路線番号を見たら乗りたいバスでビンゴだったので、運転手さんに乗りたいアピールをするとその場で停車して乗車させてくれた。
バスは私たちだけで貸切状態だった。ホテルのすぐそばで下車。


少し休んでから会場に向かう。
フードコートで食事。このあたりのアジア系の料理は盤石。たいてい美味しい。





ロットのベンダーをやるかどうか迷っていて、一応量を減らして少し持ってきた。
でも、今日は結局3人と一緒にポスターの列に並ぶことにした。
ベンダー販売の荷物が、荷物チェックに引っかかりそうで不安。でも、まあ何とかなるでしょと思うことにした。
今思うと、そんなわけないのに、なぜあの時そう思ったんだろう。







今日は昨日の反省を踏まえたようで、早々と会場スタッフが、ゲートの列を男女に分け始めた。案内表示もしっかり見えるように作られている。その時点で女性は私だけだったので最前列。

ファン達は行儀よく並ぶ。

この場所、会場内での注意(危険物を持ち込むな~とかその手のやつ)のアナウンスがエンドレスで流れているのだけど、それにsandが使われている。
もうずーっとずーっとずーーーっと、このsandを延々と聞き続ける。sandが嫌いになりそうだなーと思いながら待つ。
たぶんアナウンスの内容にちょっと小ネタみたいなのも入れてるっぽいんだけど正確に聞き取れないのでわからない。


ボディチェックや荷物チェックのセキュリティ、チケットのバーコードを読むスタッフなどが配置に着いた。

ゲートオープン。

ボディチェックは即完了で通過し、荷物チェックへ。

セキュリティの女性が私のベンダー用の荷物を見て「私じゃ判断できないからちょっと待って」と言って別の人を呼びに行った。あ、ヤバいかも…。
登場したのはベテランのおばさんセキュリティー。

そのやりとりの間に、他の列はどんどん人が中に入っていく。私の列も私が端によけるように指示されて、私の後ろを通過して次々と人が中に入っていく。

さて荷物の説明。「ロットでベンダーしてたけど、そこに置くところがないから持ってきたんだ」と伝える。中で売るつもりもないと。
するとおばちゃん、値段のついたボードを発見し、「売るのはダメだ。持ち込んじゃだめ。どこかに置いてからまた並べ」と言う。

「いや、売らないから」「置いてこい」「信頼してよ」「それを持っているなら通過できない」

このあたりで私もブチ切れる。「じゃあここに置いていくよ。無くなってもいいから!」と語気を荒げて返す。なんつーか、怒りに任せるとなぜか英語って出てくるもんだよね…。
しばらくはどちらも譲らずの押し問答。

そのうちに、もうずいぶんと人が中に入ったし、私が今から入ったところでポスター争奪には関係ないよなとふと思う。

それで、押し問答をやめていったん列から外れた。
冷静に考えたら、そりゃいかにも売り物という荷物を持ち込めるわけがないんだよなー。私もなんかどうかしてたわ。舞い上がってるって状態だったね。

気持ちも落ち着いたところで、「ポスターどうだった?」とOにLINE。
「3人とも買えました!」
よかったー。
チケットのバーコードを読み取るところにいるスタッフに、「ここで中にいる友達を待っていてゲートを挟んで会話をしてもいい?」と聞くと、「あなたが会場内に入らないならOK」ということなので、Oに「ポスターをホテルに持っていくから、さっきのゲートに来て」と連絡。

ゲート越しに筒3本を受け取り、一人とぼとぼとホテルに歩く。
いかにもポスターを持っていますという状態なので、なんだか不安になってきて速足で周囲を警戒しながらホテルまで急いだ。

ホテルに着いたら、なんか超ぐったりした。
もう会場まで行くのが面倒になるくらいに。


結果的にこうしてショウの前にポスターをホテルに戻せて、私は中に入らなくて正解だったじゃないかと、自分に言い聞かせ、さて気分を変えてショウを見るぞ、と気持ちを切り替えて会場に向かう。
それにしてもあのセキュリティのおばさんの事を思い出すとムカムカする。





さっきとは別のゲートでセキュリティチェックを受けると、荷物チェック手前のテーブルにたくさんのグロウスティックがあった。
スタッフが「持って行って~。」と言っている。わぁ、なんという計らい。喜んで頂く。
これで一気に気持ちが盛り上がった。





ようやく自分の座席のあるゲートまで来た。
ビールはあまり並んでいない。「このカエルください」と言ったら、「それは今やってない」と言われ、波のビールにした。


ビールを買った場所のすぐ外が喫煙所になっているのが見えて、そこに仲間たちを発見。ようやく合流して美味しいビールで乾杯。







席に行くと、ペイジサイドで、真横からステージを見る位置。





折りたたみ椅子が設置されたプライオリティシートと通路のすぐ上の席なので、自分たちが最前列になる。これは良席。
隣の人が来そうにもないので、別の席のチケットを持っていた連れもここで一緒に見ることにした。もしその場所の席の人が来た時にちゃんと譲れば大丈夫。



GAを眺めていたら、友達の姿が確認できた。「ここから見えるよー」とLINEで送ると、向こうからもこっちがわかったそう。


会場内でなぜか綿菓子を売り歩いている。さすがに買わない。


メンバーが良く見えるし、周囲も気にしなくてよい、ナイスな場所でした。

セットブレイクでは、カエルのビールが販売になっていたので購入。
このビールサーバーのハンドルいいよね。






そしてマイアミに来てまだ会えていないSさんに連絡をとって対面。Pとも1年ぶり。


去年のNYでプレゼント交換をするはずだったのだけれど、結局タイミング合わずに会えなかったHもちょうどSさんと一緒にいたので紹介してもらって1年越しでようやく挨拶ができた。


ショウ終了。
通路から見るとこんな状態の席でした。

手前の折りたたみ椅子がプライオリティシート。



ショウの後は、ロットで少しビールを飲み、またコンビニで買い物をして帰宅。

ぼけぼけ。


コーヒーショップLoving cupのメニューだったと思う。Fluff Head気になるけど、おそらく激烈甘くて飲めないと思われる。


セブンイレブンで買ったこのドーナツが美味しかった。


戦利品。

4 件のコメント:

  1. 曲名が全く出てこないのが清々しい(笑
    スタンドでも観やすい席なのは良いですね。
    前の人が背が高すぎると見えなくなるし。

    ポスターをホテルに先に置きに戻れたのは
    その後のコンサートのことを考えたら良かったですね。
    先にあんな邪魔な筒を持って観るのはイヤですよね。
    ほんと、ポスターは終演後に発売します、みたいにしたら
    それはそれで面白いかもね。
    買うためにはアンコールを観ないで売り場に走る人がいるんだろうけど。

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    1. MINAWAさん
      ショウのことは別記事を書きますのでこれは旅日記。唯一でてきたのはsandか。
      このスタンドの席は良かったなぁ。配置図で見てペイジサイドなのはわかっていたけれど、こういう作りになっているのは現場にいってみて初めてわかるわけですね。
      ポスターは本当に邪魔だし、不用意に座席においていると普通に盗難に遭うから、今回は結果オーライと思うことにしました。
      終演後販売は、そのためにショウが見られないという本末転倒感すごそうです(笑)
      チケットについているmp3の音源ダウンロードコードをエントリーコードとしてショウの前にポスター購入希望のエントリーをして、ショウが終わったら当落メールが届いていて、当選者はショウの後に精算と引き取りができたりするといいなぁ。

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  2. さてさて。

    メトロムーバー、いいですね、この乗り物。
    基本的には高架になってるのかな。
    モノレールとは違うんですね。
    車輪じゃなくてゴムタイヤなのかな。
    ちょっと景色もよく見えそうだし。

    「うわ、徒歩20分って出てる…。遠いな…。
    それは黙っておくことにした。」
    こういうのは大事なことです(笑

    ストリートアート
    これはちょっと凄い物量ですね。
    こういうのをのんびりと散策して1日過ごすのは楽しそう。
    有効的な日中の時間の使い方でしたね。


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    1. MINAWAさん
      メトロムーバ―、かなり使えます。ダウンタウンの狭い範囲を自動運転でワンマン周遊しているわけですが、本数も多いし、歩くには遠いなあという距離をカバーしてくれています。
      たぶん全部高架になっています。中心1本のレールを挟むように車輪がついている状態なのかな。
      調べたらこれでした。
      http://www.sumitomocorp.co.jp/business/project-eye/article/id=273

      この日の歩行距離は冷静に計算すると、そうとうなものになると思います。旅先だからこそなせる事ですね(笑)
      それでもわざわざ出かけた甲斐のある地区で楽しめてよかったです。
      ショウがGAじゃなくてスタンド席の日だったのもよかったかなと。

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