2015年9月5日土曜日

2015/09/05 Dick's 2日目 (シャワー/キャンプサイト/パーキングロット)

前の晩のうちにシャワーの場所をインフォメーションで確認しておいた。
テントからは歩いて2分程度の近い場所にシャワー車両が2台停車してあった。


昨日の昼Lと話していたときに、
「私はきっとレールの場所取りをするための列に早朝に並ぶと思う。現場に着いたら様子をメールするから、来れそうならおいで」と言われていた。

私は、「どうしても朝シャワーを浴びたいから、シャワーを浴びた後に行くかもしれない。メールは入れておいてほしい」と伝えた。

前日にチェックしておいたシャワーが6:00からだったと思ったので、5:45にアラームをかけていた。
起きたらLからメールが入っていた。
これから列に並ぶということだった。私はシャワーを浴びてから行くから6:30から7:00くらいになると思うと返信した。
シュラフやマットや椅子があるなら持ってきた方がよいと返事がきた。



着替え、タオル、石鹸を持ち、ビーサンを履いてシャワーに行った。シャワーに行くのにビーサン持ってきて正解だった。
シャワーの時間を私が勘違いしていた。、6:00ではなく6:30からで、ちょうど準備中でオープンしていなかった。6:10くらいだったと思う。
でも準備をしていたスタッフの人が声をかけてくれて「シャワー車2台のうち、1台はもうすぐ使えるようになるから、6:30にならなくても準備ができたら声をかけるから少し待っていて」
と言ってくれた。


本当に5分も待たないうちに呼ばれた。
1番のり。というか、大半の人は朝5時くらいまでは飲んだり遊んだりしていたら、今から眠るというくらいのタイミング。
実際私もほとんど寝ていないのだけれど、時差ボケ効果と昨日の連絡のこともあって、あまりどろんとした眠気はなく、アラームですっと起きた。

シャワー車は、小さな個室に別れている。車両の前後両方に昇降口がある。
1台まるごと、男性用・女性用としてしまうこともできるし、真ん中に固定の仕切りをつけて、前半分と後ろ半分で男女にわけることもできた。

この日は、真ん中で半分に区切ってあった。翌日は、1車両まるごと女性用となっていた。


個室に入ると手前側が脱衣所、カーテンで仕切れるようになっていてその奥がシャワー。
脱衣所はごみ箱がひとつおいてあるほかは何もない。基本的には、床には物はおけないが、壁にフックがついているので、そこにひっかけておく。着替えやタオルをバッグに入れてきたので私はバッグごとひっかけておいた。

とても狭い空間だし、本当に必要最低限の物だけで来るのがいいと思う。

シャワーは、押しボタン式で、一定時間がくると自動停止するタイプのもの。
シャワーの口は高い位置に固定されているが、たしか向きは手で動かして変えられた気がする。
たぶんオープンしたてだからだと思うのだけれど、かなり長い間お湯ではなく冷たい水が出て大変だった。
寒くはない気候だけど、さすがに水で浴びるほどの暑さではない。


何度かボタンを押しているうちに、ほどよい温度のお湯が出てきた。水量も水圧も、こうした簡易施設と思えば、十分に洗髪も身体を洗うこともできる量で、何も問題はなかった。

日本出発からの長い長い1日がこれでようやくリセットされた感じで、とてもスッキリした。
外に出るとみごとな朝焼けを拝むことができた。



テントに戻るとLからメールが届いた。
「敷地内に並んでいたのだけれど、会場側から敷地内はダメだと言われて、いま全員で場所を移動している。だから来るならここに来て」
といって、ストリートと交差点の名前が書いてあった。
地図で確認すると、メインゲートから、北に2ブロックくらい移動したところあたりのようだった。

まだ涼しいので念のため上着を持ち、シュラフとマットを持って向かった。6:40とか、そのくらいだと思う。

月がきれいに見えた。


RV用エリア。RV車かっこいいなぁ。




Mapを手に、指示された場所を目指すと、遠くにわさっと人だかりが見えた。ああ、あれだ。



50人弱といったところ。Lはダウンウェアを着て椅子に座っていた。30人目くらいにはいたんじゃないかな。メールのお礼を言った。
「この人数ならMayumiも前の方をとれるよ!」と言ってくれた。

最後尾について待っていると、15分ほどで、列が動き始めた。早朝に大人が70人くらいぞろぞろと大移動する、不思議な光景。たぶん7時とか7時半からは、敷地内に並んで良いことになっていたらしい。

ゲート前にいくと、こちらの列の存在を知らない人たちが、別の列を作っていた。
先頭の人たちが、こちらの列の存在と経緯を説明し、ゲートのところに並んでいた人たちにこの列の後ろへ下がるように話した。

全員に話が伝わるわけではないので、そのことで若干の混乱があり、両方の列が混ざってしまい、悪気はなくても何人かは私よりも前の位置に割り込まれたような形になった。

レール取りをする人たちはほぼ常連で、顔なじみだし結束も硬い。だからこの状態でも前から30人くらいは崩壊することなく、そのままキープできたようだった。

列に並ぶと仲間意識ができるのか、私の前後になった人も私にとても親切にしてくれた。

ちょっとした混乱もありつつ、もめたりするということはなくて、そこにいた人が一つの列になったら前から順に改めて椅子に腰かけたり、毛布にくるまったりして座っていった。

私はシュラフの下に敷くマットを持っていたのでそれを敷いた。隣が女性2人と男性1人のグループだったので、私のマットをシェアして使おうと声をかけた。
男性がコーヒーを買ってきてくれるというのでお願いした。

とても人のよさそうな男性で、その周りにいた人のオーダーまで聞いていた。

マットをシェアした女性Sといろいろと話をした。もう一人の女性は彼女の元同僚で、今日が初ショウということだった。 Phishはよくわからないけれど、先輩夫婦にさそわれてキャンプライブに来たというスタンスらしい。
昨日は見ていないというので、夜か早朝にここについたみたい。
Sと私で、「ライブを見に来て、まさか早朝からこんな風に列に並ばされるなんて思っていなかったでしょ?」
と笑った。「こういうのはとても特殊なごく一部のクレイジーな人だけだよ、私達みたいに(爆)」と説明した。

男性が、持ちきれないくらいのコーヒーを一人でなんとか運んできてくれた。
お金を払おうとしたら、受け取らずにごちそうしてくれた。
このタイミングのコーヒーがとても嬉しかった。



話しているうちに、Sが、「キャンプサイトにいるのなら、この列から解放されたら、うちのタープに朝食を食べにおいで」と誘ってくれたので、お邪魔することにした。

9:00になり、受付が開いた。
この列に並んだ人に通し番号のついたリストバンドが順次装着された。スタッフが腕にリストバンドをつけるので、そこにいない人の分は確保できないようになっている。本人がいないとダメ。
ただ、待機列自体は、誰か代表の一人が並んでいて9:00間際に、その連れが到着するパターンもけっこうあって、リストバンド配布の時には、最初に並んでいた人数よりもけっこう増えていた。

17:30からまたここでこの番号順に並ぶからその時間にくるように説明されてようやく解放された。

Sのタープの場所を確認し、一度テントで身支度を整えてから改めて訪れた。

行ってみると、Sは何かを販売していた。
その場で、ケイジャンエッグチーズマフィンを調理して販売していたのだった。
ちょうど朝食時で、次々とお客さんがやってきた。

なるほど。私はお店を開いていると知らなかったので、普通に個人的キャンプで一緒に朝食をとるのかと思っていたのだけれど、そのマフィンサンドを食べにおいでという意味だったらしい。

でもSは、「私達は販売をしているけれど、気にしないで椅子に座っていて」と言ってくれた。
そして「これを食べて」とマフィンサンドをくれた。お金を払おうとすると、「お金はいらないから食べて」といって2つくれた。


飲み物がほしかったので、近くのタープにビールを買いに行きつつちょっと散歩。
キャンプサイト内でも、Sのように朝食を販売する人、バーを開いていてる人、Tシャツやグッズを売る人がたくさんいて、ここはここでしっかりとシェイクダウンができていた。
楽しい。

ビールを売っているお店で、おすすめを聞いて購入。


タープの端で、この旅行のために購入した、ソーラー充電器を試させてもらう。
夜のうちに充電エリアでかなり充電できていたものの、すべての機器をフルにしておくにこしたことはない。




機種によっては、直接スマホのケーブルで充電しようとすると機器認証がうまくできずに充電ができないことが判明したのだが(Sのスマホはダメだった。私のiPhoneも微妙)、モバイルバッテリーやWiFi本体は全然問題なく充電できて、非常に役にたった。
この日も翌日も晴天だったので2日間よく活躍してくれた。

ケイジャンマフィンサンド、ものすごく美味しかったのでレシピも教えてもらった。

お客さんが切れたところで、ようやくSとSの旦那J、Sの同僚Vも椅子に座って談笑。
楽しい時間を過ごした。

昼近くになり猛烈に睡魔がやってきたので、少しテントで眠ることにした。あとで外のパーキングロットで物販をするので、その前に一度ここに寄ると伝えて自分のテントに戻り、2時間くらい熟睡した。よく寝た。

友達に貸してもらったこのテント、サイズも良いし重さも軽いし非常によかったです。


キャンプサイト内に芝生の高台というかちょうどエリアを囲む壁のように高くなっているところがあるのだけれど、そこでこんな遊びをしていた。
簡易ウォータースライダー。めっちゃ遊んでる。すごい!
サイト内では、直火禁止程度しかたぶん禁止事項はなくて、物販もウォータースライダーも、もう自由にやっていた。こういうのいいなあと思う。




コロラドは空が広い。
雲が多く見えるけれど、十分に暑いし日もよく出ていたので、こうして時々曇るくらいがちょうどよかった。




パーキングロットに行くと、昨日の洋服やさんは同じ場所にはいなかった。
そのあたりに場所がなかったので、私も昨日とは別のところに店を出した。




あまり良い場所ではないし、時間も早いのでほとんど売れなかったけれど、隣の店の夫婦と話をしてのんびり過ごした。
隣の人は、特にPhish好きというわけではなく、いわゆる出店を生業にしている人のようで、地元のクラフトビールは全く持っていなくて、アメリカ全土で売っているメジャー系のビールばっかりだった。それでもブルームーンがあったのでそれを買った。

ちょうどリハの音がよく聞こえていた。この日のリハはわりと長く演奏していたのだけれど、そのほとんどがこの夏の新曲Mercuryをひたすら演奏していた。この曲が好きなので、リハを聞いているのは楽しかった。これだけ練習しているのなら本編でも演奏するなあと楽しみになった。

反対側のおとなりさん。バゲットサンド屋さん。


ダジャレな看板が良かったので、私も撮ってもらった。



チケットのやりとりで知り合って、その後FBで友達になったJと愛犬Tobyとも遭遇できた。


オリジナルのアートがすっかり有名なRyan。日本にいたこともある?!んですよね、たしか。だから日本人の共通の友達が多い。


17:00頃撤収。ほんとうはこれからシェイクダウンがにぎわうのだけれど、朝ゲットしたリストバンドの列が17:30からなので、それに間に合うように早上がり。
ベンダーもやりたいし、レールでも見たいというのは、なかなか無茶な計画なのです。それはマイアミで十分承知しているのだけれどね。それでもやりたいっていう。

テントサイトに戻ったら、プールとかハンモックも登場していて、ほんと各自のびのび。




ゲートに向かう途中で買ったビール。ピルスナーだ。これも地元コロラドのですね。


ゲートの近くに駐輪場がある。わりと自転車で来ている人もいる。どこからかわからないけど。


飛行機広告。


17:30ちょっとすぎた頃に、リストバンドの列に到着。朝の顔ぶれのみなさんにご挨拶をして、私も自分の番号のところに並んだ。

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