2018年10月19日金曜日

2018/11/19 ESTA申請のこと

時系列ではないけれども、思い出したのでメモ。

10月5日のこと。

ESTAというのは電子渡航認証システムで、アメリカにビザなしで入国するために必要な手続き。基本的には自力で行う。旅行代理店経由のパッケージツアーだと、たぶんその代金にESTA代行手数料が入っていて、代理店が申請してくれるかもしれない。
どちらにしても渡米するのには必ず必要な手続き。

2009年に渡米するときに初めて申請したと思うけれど、有効期限が2年で、期限がきれたらそのつど申請をしなおさなくてはならない。
2013年年末の渡米時にも申請し、2016年のサマーツアーに行くときに3度目の申請をしていると思う。それが今回の秋の時点では切れているのでまた申請。
これが4度目になるので流れはだいたいわかる。

職場のPCで、昼休みを使って申請した。
過去に見たサイトとなんだか印象が変わった。まあ2年以上前のことだし、そりゃ見た目が変わっていても不思議はない。
以前は、全部の質問に1つずつレ点を入れていく必要があったのだけれど、今回は、複数の質問に対して一括でレ点が入力できるようになっていた。「なんだか少し簡単になってるなー」と思いつつすすめる。

最後まで入力して、これでいいやと支払い手続きの入力もして完了。

それと同時に、メールに手続き完了の内容が届いた。
そのメールを開くと、何かおかしい。
あれ、これ、ESTAの公式サイトからじゃないな。ESTA申請代行手数料請求$75に、さらに申請料$14?!
おかしい。本来は申請料$14しかかからないはず。。。

あれ、もしや詐欺サイトかなんかに登録しちゃった?!ヤバイかも。。。
メールにも会社情報が全然のってなくて、怪しいどころじゃない。
それでもメール内にサイトのリンクがあったので行ってみると、ああ、たしかにこのサイトで申請送っちゃったよ私。。。アメリカ政府の公式サイトも確認したら、印象は似てるものの全然違うじゃん。

代行会社だ。。。
この代行会社のページをよく読むと、申請したけれど何らかの理由で却下された場合は費用が発生しないとある。

自力で公式サイトから申請して、そっちが先に通れば、このエセサイトの申請は通らずに却下されるはずだと考える。
でも、変にタイミングがずれて、それが原因で面倒なことが起こっても嫌だなとも思う。

もう今回はこれも勉強代だとあきらめることにした。

なぜ、こんなことが起こったのかというと、自宅PCでは広告サイトを非表示するように設定しているので、ESTAで検索すれば、公式サイトが一番上にでてくる。
しかし、職場のPCでは、どの検索でもそうだけれど、Googleの検索結果の頭から5,6件はGoogleにアソシエイト代を支払って上位検索結果に表示されるようになっている広告サイトが出てくる。
一応各リンクの下に小さく「広告」とは表示されているのだけれど、数日前に家で検索してたしかにESTA期限が切れていることは確認済みだったこともあり、今回は上位検索結果にでてきたサイトを不用意に選んでそのまま疑問ももたずに手続きしてしまったのだった。

私が間違えて申請してしまったサイトはこれ(クリックしても大丈夫です(笑))。
https://www.esta-usaentry.com/jp

詐欺サイトではないけれども、そこはかとなく、ESTAを初めて申請する人を釣ってるよなーとしか思えない作り。
ちゃんと読めば代理申請会社と書いてあるし、公式サイトで自力でできることも書いてあるので、この会社のサイトはそんなに悪意はないんだけどね。まあ私も慣れからの油断でろくに説明文など読まずに「オンライン申請」から手続きを始めてしまったのでした。

これをきっかけに、他の類似サイトも見てみたのだけれど、たいていアメリカ国旗や自由の女神の写真がとりいれてあって、いかにもそれっぽいというつくりになっています。
よく読めば代行サイトだとどこかには書いてあるけれど、一見してすぐにわかる作りにはなっていないです。むしろ私が申請してしまったサイトは誠意のある方だと思う。

しかし、自力でESTA申請を体験したことある人からすれば、結局代行サイトといっても、オンライン上で公式と同じひととおりの説明に答えたり、入力事項に入力するのは自分なわけで、代理店はただ単に本家のサイトにそれをコピペしてるだけっていうね。
そのコピペ作業に$75とかは、やっぱりぼったくり感は否めないよね。

こんな馬鹿馬鹿しい初歩的なミスをした自分にズーンと落ち込みつつも、$75は勉強代、ESTAさえ無事に完了すればそれでいいと言い聞かせて落ち着かせる。

改めてこの代行業者のサイトを見ると、「お問い合わせ」という欄があった。
そうか一応問い合わせができるのか。ダメ元で問い合わせをすることにした。

送信した内容はただこの1文のみ。

申請を取り消ししたいです。 」

最初はぐちゃぐちゃ長く書こうとしたけれど、よく読まなかった自分の責任も大きいし、とりあえずここからの申請が取り消せるのが一番良いと考えてこの1文にした。
自動返信メールで、問い合わせを受領したことと、72時間以内に返信をするという内容のメールが届いた。
そんなこと言ったって、返信なんてこないだろうと思った。

が、72時間ギリギリの3日後にメールが届いた。


ええ?返してくれるの?マジで?!(なんで???)
これにはびっくりした。
すぐにクレジットカードの履歴を確認したところ、本当に返金手続きが完了していた。
えー。そういうもんなのか。予想外の返信でした。
泣き寝入りしなくて本当によかったな。
たぶん、私みたいにうっかり申請しちゃったけどその後このやり口に気づいちゃった人からのクレームというのが、釣れた何割かから来るんだと思う。そしてもう、その場合はグダグダ言わず、あ、バレちゃったってことで、即返金するというシンプルなマニュアルなんだろうと憶測。

その後公式サイトでESTA状況を確認したところ、このメールのとおり、たしかに無事にESTAの手続きは完了していました。よかった~。。。
どっと疲れました。いろいろと。

ESTA申請の作業は超めんどくさいです。手元にパスポート、クレジットカード、勤務先情報などを用意しておいて、できればPCで作業するとよいです。20分はかかるので、出かける予定などのない、時間にゆとりがあるときにやるのがオススメ。
スマホからはかなり見づらいです。
質問は日本語で読めますが、回答はすべて英語(アルファベット)で入力します。
といっても、時間はかかるものの、全然自力でできます。少なくともこのブログを読みに来ている方は確実に自分できます(笑)

どうしても自力で手続きするのが嫌な方は、大手旅行代理店や有名な航空会社も代行をしているので、そうした代行サイトを検索してみるとよいでしょう。

私は来年5月にパスポートが切れてしまうので、最大2年ある有効期限がわずか8ヶ月で切れてしまうという悲しい状態です。。。来年はパスポートの更新もあるのかぁ。

■アメリカ政府公式のESTA申請サイトはこちら。右上で言語を日本語に変更できます。
ESTA申請公式サイト: https://esta.cbp.dhs.gov/esta/

■ESTA申請がはじめての方は、私のような失敗をしないように、ここを一度読みましょう。
在日米国大使館・領事館>ESTA(エスタ)申請

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